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それは、少し寂しいな。

ゲーム上のストーリー的な小ネタを1つ暴露します。

 さて、途中の移動時間を省略出来れば、1日に4ヶ所は廻れるから、早速、今日の夜から出発だ。

 も、勿論、クリス達には連絡済みだ。


 冒険者パーティーは、俺、セレス、アリア、リリス、クラマ、ヒオウだ。

 実は、あのゲームは周回が前提だから、魔王の討伐可能レベルはドラ○エで言えば「Lv30」有れば楽勝なんだよな。

 魔王封印だけなら、「Lv20」でイケる。

 だから、俺達の冒険者パーティーはある程度までは、オーバーキルと言える。

 その辺は、効率的に廻ろうと思っている。


 そして、俺が狙っているのは、精霊召喚師になる為のスキルオーブや、様々なアイテムや武具だ。



 ……フルコンプリートっ!


 俺達は3日掛けて、効率的に廻り目的を全て達成した。

 この辺りはまだ楽勝だったな。

 これで、俺は精霊召喚師となったし、チュートリアル用の下級精霊も仲間になった。

 しかも、この下級精霊が成長すれば……

 他にも色々と手に入れた。

 ……と、言っても、冒険者ランク的に当て嵌めると、精霊召喚師になる為のスキルオーブがランク「S」以外は、Dランクなんだよな。

 俺自身も強くならないと上を目指せない。


「ディーン、お疲れ様。」

「ああ、ルカ。」


 こいつが、今回の冒険で仲間になった下級精霊の「ルカ」で、実は「ガチャ」だった。

 要するにランダムだな。

 仲間になる下級精霊は、「火」、「水」、「風」、「土」、「氷」、「雷」、「闇」、「光」と、それ以外で、俺としてはどれでも良かった。

 周回2桁は伊達ではないからな。

 でも、「ルカ」が仲間になると分かった時は、前世と現世の全ての神々に心底感謝した。

 最終的には全部仲間になるけど、「ルカ」だけは50階層の、とあるダンジョンに行き、最深部まで潜り、そこのラスボスを倒すと低確率で仲間になるのだが、ネットでは214回も周回したというのもあって、俺は本当だと思っている。

 俺の時は、運良く13回目で仲間になったが、それでもキツかったんだからな。

 だから、全ての神々に感謝した。


 他のアイテムも単品では、それ程は強くないが、将来的には化けるのは分かっているから大切に保管している。


「ディーン様、夕食の準備が整いました。」

「分かった。」


 食堂では、クリス達が待っていたが、存在をアピールするかの様に、クリスの専属侍女アリサが睨んでいた。


「待たせて、ゴメン。」

「皆、来たばかりだから大丈夫です、ディーン様。」

「それなら良いんだ。……いただきます。」

「「「「いただきます。」」」」


 夕食のデザートも終わると、ディアが明日会うガルニア辺境伯について教えてくれた。

「ガルニア辺境伯は、基本的にはサッパリした性格の持ち主ですわ。」

「基本的?」

「はい。辺境伯とは、国境を守る者です。故に、少々武力に重きを置いていますの。」

「……ああ、分かった。」

「明日は間違いなく、模擬戦がありそうだね。」

「恐らく、ですわ。」

「まあ、大丈夫だよ。」

「心配してないですわ。」

「それは、少し寂しいな。」

「ふふ……」

「明日のお茶会が終われば、明後日から皆で観光だから頑張ろうな。」

「「「「はい!」」」」



 翌日


「ようこそ、我がガルニア辺境に。」

「ディーン=フォン=リーガル様、家臣一同を代表して歓迎いたします。」

「ガルニア辺境伯殿、突然の来訪にも関わらずお招きいただきありがとうございます。」

「さあ、挨拶も済ました事だ。中に入られよ。」


 その後は、普通のお茶会で、遠回しな貴族的な言葉を使い、情報交換をしていた。

 因みに、息子の2人は、兄は都市外周を巡回中で、弟は学園に居るから兄には会うかもな。



 そして……


「ディーン殿は、武力にも自信が有るとか。この遠い辺境の地においても耳に届いている。是非、お手合わせをお願いしたい。」


 クリス達と目線を交わす。


「分かりました。俺も、ガルニア辺境伯殿の武勇を聞いております。是非、お願いします。」


 ……まあ、その後は俺の演技が冴え渡り、無事に模擬戦は終わった。


 こういう人が相手だと、2回ぐらいまぐれで鋭い一撃と、頭を使った鋭い一撃の演出が出来れば騙されてくれる。


 結局、ガルニア辺境伯の嫡男である次期後継者のアルダニアには会う事は無かったな。


 翌日になり、俺はクリス達は昨日のお茶会で、夫人のプレゼン込みの見所情報を仕入れて来ただろうから、ゲームの知識と合わせて廻ろうかと思っている。


 このガルニア辺境伯が治める領地の売りは、日本の四季を拝める事だ。

 流石に、雪は、1年間通して「冬」だけだけどな。

 何故、日本の四季を拝めるかというと、製作会社に聞いてくれとしか言えないが、此処では、勇者セリオ達のプライベートイベントが多いのが特徴だ。


 例えば、あの春の風景が綺麗な場所では、勘違いで落ち込んでいたファナをセリオが励ますシーンで使われていたし、あの夏の風景が鮮やかな場所では、ルシアが身体を動かす事の楽しさに目覚めるシーンで使われていたし、あの冬(雪は無い)の風景が厳かな場所では、治療が間に合わず死なせてしまった事を引きずるリアナを力強く励ましたシーンに使われていた。


 ……秋?


 秋は、3周目から解禁されて、ダリスの切ない初恋物語が展開された。

 しかも、そのダリスの初恋の相手が、このゲームの最重要人物の1人の姉だったのはプレイヤー全員が驚いた。



暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。

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