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……俺は冒険がしたい!

やっと冒険が……

 悪役令嬢だが、転生したという事はきちんとした身分がある事になる。

 元々の身分は「侯爵」らしい。

 前世が中堅会社の経理系で働いていたみたいだから、事務に配属となった。

 一応、文章を確認させてから魔法誓約書を交わした。

 酒乱の可能性だってあるしな。

 彼女にそう言ったら、渋々サインしたよ。

 代わりに、「パワハラとセクハラはしない。」という魔法誓約書にサインしたけどな。


 ……いや、本人の性格に関係なく、あんな地雷に手を出す訳無いだろう。


 勿論、「死にたくないから」も理由だろうが、侯爵令嬢としての教育はきちんと受けて身に付けているみたいだ。


 さて、溜まっていた決裁待ちの書類を午前中に済ませ、昼食をクリス達と観光地の話で弾ませながら終わらせ、ネイ達ダークエルフの様子を見に行った。


「ディーン様!」

「どうだ、最近は?」

「皆さんに良くして頂いてとても感謝しています。」

「そうか。それで、これからどうしたい?」

「はい。私達にはまだ何も力がありません。だから、此処でメイドとして働かせてください。」

「私達も同じ気持ちです。」

「分かった。メイド長には話しておくよ。」

「「「ありがとうございます。」」」


 ……いや、何処かの俺様イケメンじゃあ無いんだから、娘とかにはしないよ。


 でも、剣や雷属性魔法を学びたいと言って来たら全力を尽くす所存ではある!


 ダンジョン側のメイドが居たから、ダークエルフ3人の事を話しメイド長に伝える様にお願いした。


 ……う~ん。

 迫害を受けたダークエルフ……か。


 確か、屋敷(うち)の図書室に有った筈だが……


 俺は、少し気になり調べる事にした。


「残念だけど、覚え間違いじゃなかったか。」


 ネイ達には無理だから、造るか。

 俺は、ダンジョンに転移して、探索組を造った。

 そして、ダークエルフみたいに、少数民族みたいになっていて、安住の地を求める者が居たら手を差し伸べる様に、と言って旅だった。

 親父の持っていた調書に、様々な理由でネイ達ダークエルフみたいになっている民族や種族が、森の奥や秘境や環境が厳しい所で生活していると書かれていた。


 どっかの悪くない魔王なスライムが居る国みたいに、安らげる場所を用意するのも悪くないか。


 俺は、ダンジョン・コアの部屋に行き、40階層と41階層の間に10階層分を割り入れ、多種多様で広大な自然環境の難民用のフィールドを用意した。

 更に、気の毒だが中間管理者を造った。

 人員だけは充分に確保するから頑張ってくれ。


 ……まあ、現実(リアル)だしなぁ~。



 翌日、早速、探索組が放浪していたダークエルフ達を連れて来たのだ。

 しかも、ネイの村の生き残りだ!


 直ぐにネイに教えると、飛び出して行った。

 感動の再会だ。

 後、ネイに内緒だが、ネイの家族は都市リーガルから近い山の麓に埋葬している。

 ネイが大丈夫そうなら何時かは話そうと思う。


 それと、探索組には何処かの骸骨なギルドみたいに難民用のフィールドだけなら自由に転移出来る指輪を渡した。

 後は、俺を通さずやってくれ。

 必要な物資等は、週一とかで聞くから。


 ……俺は冒険がしたい!


 次期後継者(おれ)抜きでも大丈夫な決裁は、更に他の誰かでも出来る様にした。

 これで、最大6割は俺が居なくても大丈夫になった。

 セキュリアが「ブラックは嫌ー!」とか言ったから、事務員を3倍にした。

 まあ、ダンジョン側だけどな。

 1人や2人ではなく、3倍に増やしたからセキュリアは沈黙するしかなかった。


 しかし、俺の冒険に横槍が入った。

 クリス達だ。


 ……結果、必ず2回に1回は自分達も行く観光地にする事で話し合いは解決した。

 まあ、あのゲーム、「最後の幻想」みたいにグラフィックにも力を入れていたから、実はセットの場合が多いんだよな。

 それと、目的がリゾートだけの場所は少ない。

 最初の行き先が決まり、クリス達に教えると、皆、旅行の準備を始めた。

 因みに、各都市や街で購入した屋敷にはきちんとメイド達が居て管理している。

 勿論、ダンジョン側のメイドだけどな。


 翌日、夜明けにガルニア辺境伯が治める都市ガルニアに「徒歩」で到着した俺達は、出入り口で待っていた都市用に魔改造した馬車に乗り購入した屋敷に向かった。

 同時に、ガルニア辺境伯への使いを出して送った。

 まあ、他の貴族の領地に居るのに何も伝えないのは、かなりのマナー違反だからな。

 使いには、手紙を渡してあり、内容は、「お忍びで来たから、お互いの都合に合わせてお茶会をしよう。」というものだ。


 このガルニア辺境伯の近くには、風光明媚な場所があり観光地としても栄えている都市だ。

 そして、屋敷に到着する。


「お待ちしておりました、ディーン様。」

「維持作業お疲れ様。準備は出来ているか?」

「はい、勿論です。」

「じゃあ、案内を頼む。」

「はい。」


 俺達は、屋敷に入り、其々の部屋に荷物を置くと、クリス達は俺の部屋に来たが、侍女達は、屋敷の間取り等を確認しにクリス達から離れている。


「ねえ、ディーン様。」

「何、リーラ。」

「凄くきちんとした作法だけど、此処の人達全員がダンジョンモンスターなんだよね?」

「ああ、そうだ。」

「凄いな~。」

「まあ、ダンジョンモンスターはあまり寝なくて良いんだ。だから、夜の内に指導を受けているんだ。ダンジョンの中なら灯りは要らないからな。」

「ふ~ん。」

「ディーン様。」

「次は何かな、クリス。」

「ディーン様の予定は?」

「向こうのお茶会を此方の希望日にして貰う事を前提にして、表向きは明日から3日間は旅の疲れを癒すとして、その間に俺の冒険をしてくるよ。4日目にお茶会を開いて貰って、5日目に皆で観光地に行こうかと思っている。どうかな?」

「私は、それで良いかな。」

「「「私はも!」」」

「決定だな。」


 約2時間後に使いが帰って来た。

 手紙の返事は、予想通りだったから、お茶会は4日目に希望する手紙を書いて使いに出した。



「……よっしゃあぁーーー!」



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