ディーン様、説明をお願いいたします。
クリス達にバレる!
……はいはい。
帝国を含む周辺諸国の家購入行脚、お疲れ様でした。
存在しない筈の尻尾を、そんなに振るな。
たまには、相手をしてやっただろ?
報告は、夜に聞くからダンジョンで休んでいろ、な。
「……ディーン様。今の方々は?」
「知り合いだ。」
「……はあ。」
「そう滅多に来ないが、覚えておいてくれ。」
「分かりました。」
……その夜、ダンジョンの会議室では……
「……道理で、な。」
俺は、家購入の高額な請求内容に疑問を持っていたが、その理由は分かった。
確かに適当で良いと言ったが、もし身分がバレた時に、他国とは言え、侯爵家の者が住む家が、平民や商人が住むレベルじゃあダメだよなぁ。
結果、小さくて子爵級の屋敷となった訳だ。
それと、購入後には恒例のパターンで人員を用意したから問題ない。
こちらも恒例のパターンで、ダンジョン化した後、地表を支配領域化する様にダンジョン・コアに命令してある。
……街や都市レベルの安全と、ダンジョン発生に因る収益増加だから、代わりの支配領域化ぐらい良いだろう?
後、リゾートの方は、兎に角、場所に拘る様に言ってあって、良い場所を確保していた。
その分、購入額はびっくりしたけどな。
勿論、恒例のパターンで人員確保した。
外遊組4組8人の報告を一通り聞いて、必要な処置を終わらして自分の寝室に転移すると、ジト目のクリス達やシルヴィアが居た。
そして、クリスが代表として前に出た。
「ディーン様、説明をお願いいたします。」
バレた!!!
ゲームと転生と盗撮と盗聴と地表の支配領域は何とか秘密のままに出来た。
要するに、ダンジョンマスターである事実だけを吐いた。
「ディーン様。」
「はい!」
「もう、私達に秘密にしないでくださいね。」
「分かったよ。」
まあ、前から疑問に思っていたらしい。
ルミナスシルク等にしてもそうだ。
結果、偶然だが、今日中に確認する必要がある事を思い出したシルヴィアは、マナー違反で不敬であるのを承知で、俺の寝室に入ると俺は不在。
色々と可能性を考えた結果、言い逃れ出来ない様にクリス達も呼んだみたいだ。
一番可能性が高いと考えていたのが「女遊び」みたいだ。
まあ、夜の勉強会経験者なら、そう思うよな。
因みに、今日中に必要な確認事項とは、明日、朝一で行う予定の工事の許可証についてだった。
まあ、俺が居るのなら、俺が確認するのが筋だよな。
更に言うと、工事の場所が我が領主館の家族用の風呂で、近接する部屋を潰して拡張と、更にその隣の部屋をトレーニングジムにする予定だった。
いやな、身体を動かすのはダンスと夜のベッドの上だけなのは、何か寂しいと思ってな。
貴族だと、貴族の身分のままで冒険するのは難しいしな。
確かに、ソレなら昨日今日で充分だよな、判子ぐらい。
それと……
「後は……」
「ディーン様、後は?」
「国内や国外で風光明媚な場所や観光地等に安全に時間を気にせずに行けるからな。」
「ディーン様、本当ですか?」
「ああ、クリス。」
「ディーン君、本当?」
「嘘じゃないよ、ソフィア。」
「「「「……」」」」
「ん?」
「「「「……きゃあーーー!!!」」」」
まあ、国内や国外問わず、向こうが疑問に思っていても、俺達が「御忍びだ。」と言えば大丈夫だしな。
それに、政治的な理由が場合には有るから、周りに漏らせば「国に損害が出たから責任を取れ!」なんて、誰だって嫌だから国からの命令でなければ喋らないだろう。
一応、偽装はするしな。
もう夜だというのに、安全に時間を気にせずに行けると知ったクリス達は狂喜していた。
そして、旅行先の検討を始めていた。
俺はクリス達に早く寝る様に言ってから、ダンジョンに転移して、とある複数の階層をちょっと改編した後、下級メイドで発散して寝た。
後、シルヴィアには伝えてあるから大丈夫だろう。
翌日
俺の寝室のトリプルキングサイズのベッドの上で、可愛い寝顔や綺麗な寝顔を晒して、俺を尊死させようとするクリス達が居た。
因みにシルヴィアは居ない。
ノックが部屋に響く。
「入れ。」
「ディーン様、失礼します。」
「シルヴィア、おはよう。」
「ディーン様、おはようございます。今日の予定なのですが、許可証を頂きましたので、朝食がお済みになる8時頃に工事の者達が来る予定で、それ以降は未定です。」
「分かった。」
「今日は如何されますか?」
「そうだなぁ、俺のダンジョン見学にでも連れて行く。」
「畏まりました。」
「後、俺の秘密はアナスタシアや夜の勉強会の参加者には教えておく。夜、空けておく様に。」
「……はい。」
シルヴィアさんや、スカートの上からも分かる様な内股になったり、顔を赤くしない様にな。
期待していると思っちゃうだろ。
……まあ、ヤるけど。
そうなると、前菜組に新しい魔法誓約書にサインさせないといけないな。
ダンジョンのベッドだが………………問題無いな。
此方も、トリプルキングサイズだ。
そんな訳で、朝食が終わり、クリス達の隙を突いてこっそり前菜組にサインをさせ、俺達は4階の談話室に居る事にして、クリス達と我がダンジョンに転移した。
シルヴィアには、緊急の用事等が出来たら、「メイド長補佐のシリンに伝える様に。」と、言ってあるから大丈夫だろう。
勿論、シリンはダンジョン側だ。
我がダンジョンに転移した訳だが、男爵令嬢でさえ、来る事が無いダンジョンを実際に見て、放心していた。
「……ふわぁーーー……」
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