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ソフィア様、この方は?

ソフィア、完・全・復・活!

 外壁の新築が順調に進んでいる中、戯けた事を言う爺さんが領主館に現れた。


「この都市は呪われている!」


 朝っぱらから、何か自称占い師が来て、先程の寝言をほざいている。

 まあ、ダンジョンの支配領域になっているから、そういう意味では当たっているな。


「その根拠は?」

「儂が言っているのが証拠だ。」

「それで……」

「この呪いを解く為には、この白金貨5枚の『壺』の購入と、祓いの代金が白金貨10枚必要だ。」

「そうかそうか。」


 俺は、銅の鈴を鳴らす。

 すると、護衛の元王宮第2近衛騎士のナタリー達が来て、この自称占い師を拘束して、外付けの独立した地下の牢屋へと連行していった。


「何をする!? 儂が誰か分かっておるのか!」

「……」


 ナタリー達は顔を能面の様にしながら爺ぃを連行していった。


「は、離せーーー……」


 因みに、銅の鈴は、問答無用で訪問者を地下の牢屋への連行して、身ぐるみ剥ぎ、用意した服を着せた後、牢屋に放り込む事を意味する。

 他にも鈴は有るが、意味等は追い追い教えるとしよう。


 ……この俺に前世の記憶を思い出させる程の詐欺を働くとは良い度胸だな。

 あんの爺ぃ、楽に死ねると思うなよ。


 さて、表の地下の牢屋から、裏のダンジョンの牢屋に移動した爺ぃには、拷問を掛けながら尋問を繰り返すと、本物の「イカれ」だったから、DP(ダンジョンポイント)に変えて、持ち物も焼却処分にした。

 勿論、地下の牢屋の看守は人化したダンジョンモンスターで、外見は如何にもな「オッサン」だ。

 ナタリー達には、「特に政治的な裏が無かった為に、秘密裏に処分した。」と伝えた。

 ちょっと反論されたけど、「俺はリーガル家の者だ。」と言うと納得したみたいだ。


 俺は気分直しに、庭園を散歩する事にした。

 今の領主館の庭は、王宮や公爵家を越える庭園を誇っていて、全てはソフィアの気が紛ればと思って手配した。

 ただ、庭園の華の割合は、5割をクリスの趣味に、残り5割をリーラ達の趣味の華で飾っている。

 この割合は、クリス達全員に対して秘密にしているし、上手く配置を散らしているからバレていない。


 何よりも、俺の正妻はクリスだからな。


 そうして、庭園を散歩していると、ソフィアが楽しそうに華を愛でていた。

 もう、大丈夫そうだな。

 本人の資質もあるだろうが、公爵家令嬢としての積み重ねも立ち直る切っ掛けになったんだろうな。


 ……ん!?


 ソフィアの隣に居るガキは誰だ?


「ソフィア。」

「ディーン君!」

「ソフィア様、この方は?」

「彼は、私の婚約者で、リーガル家の次期後継者よ。」

「……!? 失礼いたしました。お、いえ、私は、この庭園を管理している庭師の長男で、庭師見習いをやっています『ショウ』と言います。」

「そうか。この都市リーガルの当主に代わり管理代行をしているディーンだ。」

「また何か御要望がございましたらお呼びください。

 それでは、ソフィア様、ディーン様、ご、御前失礼します。」


 そう言って、ショウは走り去るのだが、何か、面白いからアニメ化も有り得ると思っている作品を思い出すな。

 その作品を一言で言うと「俺、モブでも無いんだが。」になるかな。


「ソフィア、何を話していたんだい?」

「ディーン君、嫉妬ですか?」


 何か、ソフィアがニマニマしているな。


「そうだよ、ソフィア。」

「……え、デ、ディーン君?」

「ソフィアは、俺の婚約者なんだから、他の男性には近付いて欲しくないな。」

「ディーン君、相手はまだ子供だよ!」

「それでもだよ。」

「ディーン様、よろしいでしょうか?」

「ああ。」


 ソフィアの専属侍女が前に出た。


「ありがとうございます。ソフィア様は、純粋に華の事について質問をして、庭師見習いの少年も、質問に対する返答しかしておりません。」

「分かった。ソフィアは、この後、どうする?」

「そうね……」

「良かったら、お茶にしないか? ちょっと良い茶葉が手に入ったんだ。」

「クス。頂くわ。」

「それでは、ソフィア。」

「ええ。」


 そして、俺は左肘を立てる。

 そして、ソフィアは俺の左肘に軽く手を置き、俺とソフィアは仲良く並んで庭園の四阿(あずまや)に向かって歩いていく。


 その夜、俺は今後の事を考えていた。

 先ずは、引っ越し準備の段階で、俺がダンジョンマスターである事をバレない様にする為に、都市リーガルの領主館で働く者達に聞いてみた。

 王都の親父やお袋に仕えたい者や、そろそろ引退を考えている者が居ないかを。

 その結果、領主館で働いていた者で4割り居なくなったから、王都や俺の子爵としての領地から連れて来た(てい)で人化したダンジョンモンスターを潜り込ました。

 勿論、元々から、この領主館で働いていた人達は、俺にとっては、親戚の人であり、幼馴染み的な隣人だ。

 信頼しているが、万が一のリスクを少しでも減らしたいと思っているから仕方ないよな。


 その4割りの中で、王都の親父やお袋に仕えたい者は、そのまま出発した。

 そして、引退を考えていた者達は、どうやら「俺が主人の新生リーガル家。」を考えていると勘違いして早期引退を決断したみたいだから、餞別に渡した金袋の下半分は白金貨にしてやったわ!

 だから……


「渡した以上は、そのお金を返しに来たらダメだよ。」


 ……と、言ってやった!


 今まで、良く仕えてくてありがとう。

 そして、お疲れ様でした。


 次に、ゲーム系とはいえ、やはり剣と魔法の異世界だ。

 もっと冒険をしたい。

 それに、ゲームの「彼ら彼女ら」を仲間にしたい。

 実は、あのゲームには、ある意味での「固定」が無い場合があるんだ。

 例えば、職業「戦士」に、「精霊召喚術」を持たせたりする事が出来る。

 その場合で必要なMP(マジックポイント)等は、後でどうにでも出来る。

 逆に、外見は魔法使い系だけど、近接用の「切り札」が、界○拳10倍の一撃、みたいな事も出来る。

 そう言う感じで、転職しながら「切り札」的な事も出来る訳だ。


 ……まあ、そんな事が出来るから、2桁周回となった訳だ。


 しかも、あのゲームの「精霊召喚術」で召喚される精霊、特に上級精霊以上になると、「局地的天災」レベルになる。

 イメージは、無職○生の、水聖級○撃魔術『豪雷積(キュムロ)(ニンバス)』を思い出して欲しい。

 上級精霊以上は、あんな感じになる。



暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。


退職金を現金の札束8束で渡して、札束の底には101枚目があり、それが小切手で、書かれた金額が「1億円」みたいな感じです。

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