表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

34/129

待たせたな。さあ、殺ろうぜ。

ドッペルゲンガーは、アリバイ工作の頼もしい仲間。

 執事から、現在の状況の説明が終わると、ソフィアが慌てた様子で入って来た。


「ディーン君!?」

「ソフィア義姉様(ねえさま)!」

「本当に、ディーン君が居た……」

「ソフィア義姉様(ねえさま)、現在の状況の説明を受けましたから、対応したいと思います。」

「ディーン君! そんな危ない事をする必要は無いわ!」

「大丈夫ですよ、ソフィア義姉様(ねえさま)。こう見えても、父上に鍛練を受けて僕、強いですよ。それに王都でBランク冒険者チームの白銀の光翼を連れて来ました。」

「ディーン君……」

「だから、ソフィア義姉様(ねえさま)は、僕達の凱旋報告を待ちながら、お茶会の準備をしていてください。」

「……分かったわ。」


 そして、ソフィアは退室した後、執事には色々と指示を出した後、強行軍で疲れた身体を癒す事にした。

 それから、シルヴィアが紅茶の準備をしている間にダンジョンマスターの能力の1つである自身のダンジョンモンスターと出来る「念話」でブラグ達に指示を出した。

 白銀の光翼は、冒険者ギルドに行き、リーガル家からの指名依頼という形で受けて貰い、明日のオーガ討伐に備えて貰った。


 翌朝、シルヴィアは領主館に待機で、俺達は2台の長距離用(オフロード)の馬車で東側の森に向かった。


 一般的に東側の森に入る時の出入口に到着した俺は、御者に午後1時頃に此処に迎えに来る様に伝えると、森に入って行った。


 暫く進むと、白銀の光翼のリーダーのテラサが質問した。


「ディーン様。其方の方々は誰ですか?」

「都市リーガルを拠点としているDランク冒険者の『エドガー』と奴隷のレイラだ。それと、そっちの2人は、エドガーの知り合いで『セレス』と『アリア』だ。」


 リリスは残念ながら、その外見から留守番だ。


「ディーン様、この2人は何者なのでしょうか?」

「悪いが、そういう詮索は一切禁止だ。ただ、その強さは本物だ。」

「……分かりました。」


 会話しながら移動する事、1時間後にオーガの群れを発見したのだが、勿論、位置は把握していた。

 なんせ、ダンジョンの地上での都市リーガルを中心にした支配領域は、今では馬車で3日分の距離なのだからな。

 だから、オーガの群れの数は、オーガが30匹に、奥にハイオーガ3匹にオーガジェネラルが1匹居るのを把握している。

 そして、白銀の光翼の実力だと、オーガの相手は1度に3匹が限度だ。

 それと、エドガーはブラグが化けているし、レイラは「(ディーン)」が「何者(ダンジョンマスター)」なのかを知っている。

 だから……


「ディーン様、作戦は?」

「白銀の光翼は、孤立したオーガの掃討をしてくれ。」

「分かりました。」

「エドガーと奴隷レイラはセットで討伐して、セレスとアリアは、個別にオーガ討伐をしてくれ。」

「分かった。」

「「分かったわ。」」

「俺は、白銀の光翼に守られながら指揮官の真似事をしてみる事にする。」


 そして、行動開始だ!


 一応、セレスとアリアには、時間を掛けて1匹ずつ仕留め、1人10匹だと伝えてあるし、ある程度は、オーガを散らす様に言っている。


「テラサ、来たわよ!」

「分かったわ。皆、ディーン様を中心にして戦うわよ!」

「GAHAAAーーー!」

「テラサ、慌てる事は無い。焦らずじっくり行け!」

「はい。」


 流石に女性だけの冒険者チームの為に、一撃の破壊力は無いが、その分堅実にダメージを与えながら戦っている。

 たまに危ない所では、俺が雷属性魔法の「雷撃弾(ライトニングバレット)」を放ち、サポートをしている。


 そして、雑魚のオーガを全て討伐すると、3匹のハイオーガが現れた。

 勿論、白銀の光翼に気付かれない様にセレスが威圧を放って動きを封じていた。


「セレスが左側を! 真ん中の奴はエドガーと奴隷レイラの2人で、アリアは2人のサポートを! そして、白銀の光翼は右側のハイオーガを討伐しろ!」

「「分かったわ。」」

「ああ。」

「「「「「「はい!」」」」」」


 セレスは一撃で瞬殺し、(ディーン)に化けたブラグとアリアはレイラを主力(メイン)でサポートする形で討伐して、白銀の光翼はそれなりに時間は掛かったが苦手なパワー型のハイオーガを見事に討伐した。


 白銀の光翼がホッとしたのも束の間、アリアが威圧を放って動きを封じていたオーガジェネラルが姿を現した。


「……そんな、無理だわ。」

「オーガジェネラルなんて、私達では勝てないわ!」

「さて、都市リーガルを治める侯爵家の一員としての責任を果たすかな。」

「む、無理です、ディーン様!」

「そうです!」

「此処は退却すべきです!」

「大丈夫だ。こう見えても普段から戦闘の鍛練は欠かしていないからな。」

「しかし……」

「大丈夫だ。危険が迫れば、セレスとアリアが俺を守ってくれるから心配するな。」

「……分かりました。」

「我があ……ディーン様は、私達が守るであります!」

「旦……ディーン様は、私達が守るから安心しな。」


 そんな訳で白銀の光翼達の護衛はブラグに任せて、俺はオーガジェネラルと対峙する。


「待たせたな。さあ、()ろうぜ。」

「GAHAAAーーー!」



暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ