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かなり割高になるがそんな事も出来るのか!

説明文に近い内容です。

 先ずは、ダンジョン・コアを守護する者を用意しよう。

 攻める者、守る者、補助する者で、最低3人か。

 最強にして最上級の存在を召喚しよう!

 俺はダンジョン・コアに検索して相応しい存在を探す。


 ……決めたぞ!


「召喚。氷神狼(フェンリル)!」

「召喚。覇天竜(バハムート)!」

「召喚。幻夢魔女王(サキュバスクィーン)!」


 まあ、本来の姿のままだと部屋に収まらないから最初から人化した姿で召喚した。

 最初は……氷神狼(フェンリル)からだな。

 外見は、金髪碧眼の狩猟の女神アルテミスが近いな。


「我が(あるじ)よ。召喚に馳せ参じました氷神狼(フェンリル)であります。」

氷神狼(フェンリル)、お前の名は『セレス』だ。」

「御命名、拝領いたしました。私の名はセレス。」


 次は……覇天竜(バハムート)だ。

 外見は、朱髪紅眼の中華系女将軍が近いな。


「旦那様。召喚に応じた覇天竜(バハムート)だ。」

「お前の名は『アリア』だ。」

「御命名、拝領いたしました。我が名はアリア。」 


 最後は……幻夢魔女王(サキュバスクィーン)だな。

 外見は、黒髪紫眼の吉原の花魁が近いな。


「御主人様。召喚に応じ参りました幻夢魔女王(サキュバスクィーン)よ。」

「お前の名は『リリス』だ。」

「御命名、拝領いたしました。妾の名はリリス。」


 召喚したモンスターに命名した事で、先程まで無かった繋がりを感じた。


「俺が、お前達を召喚したディーンだ。暫くはのんびりしていてくれ。」


 DPの残りは……

 まだ充分に有るな。

 先ずは、このダンジョンの本来の出入口から此処までの道を大迷宮に変更して、出現するモンスターは速さに特化したシーフゴブリンと物理耐性が高いパラライズスライムとポイズンスライムに設定する。

 それと、ダンジョンモンスターが動き易い様に、過分な飾り柱や罠付きの石像等を多数設置した。

 コアルームと迷宮の間に最大限広げたドーム型ボスエリアを設定して、このドームでセレス達には戦って貰おう。

 それと、地下下水道は現状維持だ。

 これで、俺のダンジョンは、地下下水道の最奥の出入口から入り、最深部のダンジョン・コアを目指すという形になった。

 勿論、俺が使ったショートカットは、行き先を変えて罠にした。

 どんな罠かと言うと、皆が大好きなモンスターハウスだ。

 因みにモンスターの布陣は、攻撃3割の防御7割に設定したアンデッドモンスターのハイグールに、追加で、ポイズンスパイダーとパラライズバッドを設定した。


 後、コアルームの隣に3人の部屋を希望を聞いて作った。


 それでもまだDPが大量に余っているな。

 他に何か有るかな……


 ……ほう。

 これは面白い!

 そんな事も出来るのか!

 ダンジョン・マスターは、ダンジョン内であれば、何処にでも転移出来るし、ダンジョン内の何処に居ても意識を向ければダンジョンに浸入した者を、知覚して「見る」と「聞く」事が出来る。

 つまり、ダンジョン内であれば、俺から隠れたり逃げる事も出来ず、内緒話も出来ない訳だ。


 ……他には無いか。


 あはははは!

 マジか!

 かなり割高になるがそんな事も出来るのか!

 それなら、残ったDPを全て使って実行!


 これで、我が屋敷とその周辺が、俺のダンジョンの支配下に入った。

 DPは、ダンジョン内に魔力を持つ存在が居るだけで、DPを稼ぐ事が出来る。

 近い将来、俺は都市全域をダンジョンの支配下に置いて、全てを掌握してやる!


 ……だいぶ時間が経ったな。

 そろそろ部屋に戻った方が良いか。


 俺は、セレス達に別れを告げ、ダンジョン・コアに「とある命令」を与えて自分の部屋に転移した。


洗浄(クリーン)。これで汚れや匂いは無いな。」


 俺は侯爵家の者として、全属性の初級魔法と生活魔法を修得している。

 乙女ゲーの悪役令嬢がチートなハイスペックだった様に、どうやら俺もチート級のハイスペックみたいだな。

 表では目立つから、ダンジョンでしっかりと魔法の鍛練をする事にしよう。


 ……屋敷の中を「視る」か。


 どうやら、親父は仕事が忙しいみたいだな。

 意外に思う者が多いが、実は親父は愛妻家なのだ。

 相手に一目惚れで、手に入れる為に当時の婚約者に事有る毎に勝負を挑み全て勝利した。

 同じ侯爵家だった為に在学中に婚約破棄と再婚約を果たした。

 因みに、相手の侯爵家の男は肉体的にも精神的にもボロボロにされ、更に親父が当主になった後、我が侯爵家程では無いが、悪事に手を染めていた為、それを使って相手の侯爵家を断絶させた。

 更に言えば、罪の無い女達は、お袋に嫌われたくない親父がきちんと責任を取り、方々(ほうぼう)に手を回して再就職等の世話をした。

 親父にも婚約者が居たが完全な貴族の義務上の婚約だったみたいで、これまたお袋に嫌われない為に、情報を集め裏から手を回して、元婚約者が望む相手との再婚約を成立させた。


 転生を果たした今の俺が言えた義理では無いが、親父も温厚な所と冷酷な所が有るよな。


 この婚約騒動で、元々五大侯爵だったのが四大侯爵になり、断絶された侯爵家と懇意にしていた侯爵家が我が侯爵家に攻勢に出たのだが、最悪な事にお袋に攻撃した為に、激怒した親父が3日で相手侯爵家を潰したと聞いた。


 ……貴族間では、「悪夢の3日間」と呼ばれている。


 そして、今は五大侯爵から三大侯爵になった。

 (つい)でに言えば、親父がお袋を守り喜ばせる為だけに、現在は我が侯爵家は、三大侯爵家筆頭になっている。


 お袋は、可愛い妹のシャルルと一緒に令嬢の嗜みである「刺繍」をしている。


 次兄のサイラスは、王立学園に通っていて全寮制の為に屋敷には居ない。



暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。


五大や三大となっていますが、侯爵家は元々8家存在しています。

ただ、三大侯爵家にとっては雑魚なので無視しています。

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