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7月15日
朝、君がいなくなる夢を見て目が覚めた。
起きたら君がいなくて、慌てて探したらリビングでのんびり朝食の用意をしていた君が
「起こしちゃった?」と小首を傾げてくるので抱き締めて泣いてしまった。
困ったような君が優しく背を撫でてくれるからどうにか出勤できた。
朝はみっともなく取り乱してしまったのでケーキを買ってお詫びをしたら
ケーキを買ってくれるなら毎日泣いていいですよ。なんて言われたので太るよ、と軽口を返しておいた。
でもたぶん、僕は君が太っても老いても変わらず君を愛し続けると思うんだ。
君が太ったら僕も太るからそしたら一緒にダイエットして
そうやって、一緒に歳をとろう。