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あの日の誓い

 突然出現した『魔王』への対処のため、国王リカルドは自ら城下に降りて指揮をとった。

 魔力が弱いとはいえ、第二王子であるリヒトも父の指示で事態の収拾に努めた。

 

「こちらへ避難してください。焦らないで。走らずに進んでください!」

 

 紙の鳥の魔法を使い、状況を把握して出来るだけ人々を安全な場所へと避難させる。

 拡声魔法で必死にリヒトが声をかけても、混乱した民衆の中には、リヒトの言葉を聞かない人間も存在した。


 泣き叫ぶ子どもの声。

 自分の命を守るために、人を押しのけてでも前に進もうとする人々。

 リヒトは彼らをなんとか御しながら、冷静に誘導した。

 それだけが、今の自分にできる唯一のことだと彼は思った。

 

 『救国の英雄』ローズ・クロサイトが捕らわれた。

 そのせいで人々に動揺が広がる中、リヒトはローズへの心配を口にすることは出来なかった。


 ――戦うことの出来ない俺に、『自分に出来ること』なんて限られている。


 リヒトは何度も、心の中でそう言い聞かせた。

 リヒトには一つ疑問があった。

 それは魔王が『映像の投影魔法』を使える、また使った理由だ。

 そもそも『魔王』がなんなのかさえ、これまで人々は理解出来てはいなかった。

 『人為的』によるものなのか、それとも時間を経て、自然に『発生』するものなのか。

 リヒトは、今回の出来事から後者を疑った。

 なぜなら、もし自然発生するものであるならば、ローズをわざわざ捕らえて人々の前に晒すなんて、悪趣味な真似をする必要はないからだ。

 しかも今回、『魔王』の出現にあわせ、多数の魔物が出現した。


 その対応のために、婚約者のことが気になるであろうベアトリーチェは、ユーリと共に戦闘を命じられている。


 そして『光の聖女』であるアカリは、『聖女』として神殿で祈りを捧げることを命じられた。

 アカリが一番信頼を寄せるローズが不在の今、『魔王』を倒すための『光の聖女』が、聖女の『加護』を未だに使いこなせないなんて、明らかになっては困るから。


◇◆◇


 リヒトは人々を安全な場所へと誘導し終えると、魔物や『魔王』たちと戦うために、急遽作られた基地へと向かった。

 そこには作戦を練るために、レオンやベアトリーチェ、ユーリが集まっていた。


「リヒト」

「リヒト様」

「リヒト様。こちらに来られたと言うことは、任務は完了されたのですか?」

「ああ。先ほど王都の住人について、出来るだけ安全な場所への避難を完了させた。これから父上に報告に向かう」


 リヒトは三人に告げると、父の姿を探した。


「父上! 住人の避難は完了しました!」

「しかし、こんなにも突然巨大化するとは。やはりこれは……」


 リヒトはその時、偶然リカルドと臣下の話を聞いてしまった。


「『魔王』を生み出す仕組みが、レオンたちと同じならやはり……『ローズ・クロサイト』――この『魔王』は、彼女の魔力が作り出したと考えるべきだろう」


 ローズが捕らえられている場所は分からない。

 だがその状況での父の言葉を聞いて、リヒトは驚きを隠せなかった。


「つまり彼女という魔力の供給源がなければ、あの『魔王』は」

「父上。それは……今のお言葉は、どういう意味ですか?」


「――リヒト」

 リカルドはリヒトの問いにはこたえず、淡々とリヒトに尋ねた。


「お前に任せていた仕事は片付いたのか?」

「父上!」


 リヒトの声に、何事かと天幕を出てきたベアトリーチェたちは、リカルドとリヒトの口論を目にすることになった。


「まさか……まさか『魔王』を倒すために、ローズを対処する方が最善だとでもお考えなのですか? そんな、そんなこと……! ローズはずっと、この国のために生きてきたのに。それなのに……! おこたえください。父上!」


 泣きそうな声で言葉を紡ぐ。

 リヒトのその声は、その場にいた全員が聞くことになった。

 リヒトは強く唇を噛んだ。

 リヒトには、父の言葉が信じられなかった。

 理屈としては理解出来る。だが心では、絶対に納得出来ない。


 これまで国のために人生を捧げ、幼い頃から見守ってきた少女の命と、国を天秤射かけたとき、簡単にローズを切り捨てようとする父の心なんて――リヒトは、わかりたくもなかった。


 リヒトは胸が苦しくてたまらなかった。

 彼の中には、これまでローズと過ごした日々が浮かんでいた。

 いつだって、優秀な兄や婚約者かのじょと比べられて苦しくて――それでも決して、嫌いにはなれなった日々が。


 それなのにその彼女が、国のため、世界のために、彼女が命をかけて守ろうとした者たちの手で殺されようとしている。

 ローズならきっと、の決断を受け入れるだろう。

 ローズ・クロサイトは、そういう人間だ。

 だがリヒトは、たとえローズ自身が許しても、そんな未来を受け入れることは出来なかった。

 

「お待ちください! 聖女様!」


 その時だった。

 神官たちの手を振り払い、『光の聖女』が自分を呼ぶ声がリヒトには聞こえた。


「リヒト様! リヒト様はここにいますか!?」

「アカリ…? どうして君がここに……??」

「リヒト様……!」


 アカリは、リヒトを見つけるなり彼に駆け寄った。


「お願いです。ローズさんを……ローズさんを、助けてください!!」


 アカリはリヒトの腕を強く掴んでいた。そのせいで、男が苦手なアカリの瞳に涙が滲む。


「ローズさんがいないんです。どこを探しても。……私が、私が言ったんです。『占いの館』に行ったら、ローズさんの憂いもなくなるかもしれないって。でもそうしたら、ローズさんが居なくなってしまって……!」

「……なんで、それを俺に言うんだ」

「当たり前です。だって」


 アカリはぎゅっと、手に力を込めた。


「ローズさんが好きなのは、ずっと貴方だったから」


「――ローズ、が……?」

 そんなことあるはずはない。リヒトは心の中で否定した。


「……でも。ローズは、ベアトリーチェと結婚するって」

「ローズさんが彼を好きだと、一言でも口にしましたか?」

「それは……」


 聞いていないけれど。

 でも、彼女は式を控えている身だ。

 そんなこと言わなくても、『そうある』のが当然だろう。


「本当に好きだったら。ロイさんとの戦いのときに、一年を待たずに結婚してよかったんです。……でも、そうしなかった」

「嫌なら断ればいいだろ」

「ふざけないでください」


 アカリはリヒトを睨んで唇を噛んだ。


「ずっと近くにいたのに、なんでそんなふうに思うんですか。周りから祝福される結婚。命がけで自分のために戦ってくれた人を、あの人が拒絶出来るとでも思っているんですか」

「……」


 リヒトはアカリの言葉を否定出来なかった。

 ベアトリーチェは、ロイ・グラナトゥムに決闘を挑まれ、婚約者であり『鍵の守護者』であるローズを守るために、命を賭して戦った。


 ローズは真面目だ。

 恩のあるベアトリーチェに、彼女が自分から婚約解消を言い出すわけがない。

 それに何より、彼女は家族を愛している。その家族が祝福する結婚を、彼女が拒むはずがない。


「ローズさんも、そう。なんで二人だけが気付かないんですか。なんで周りだけが、わからなくちゃいけないんですか。……リヒト様は狡いです。酷いです。最初から、あの人の心を得ているのに、貴方が私を好きだなんて馬鹿げたことを言うから、あの人は違う人と結婚しようとしているって、なんでそれがわからないんですか」


「……わかるわけない、だろ」

 リヒトはぽつり呟いた。


「ローズと俺では釣り合わないのに」

 彼の中には、過去の彼女との日々が浮かんでいた。


 アカリのことで勘違いして、ローズに勝負を挑んだとき。

『……大丈夫、ですか?』

『……なん、で……。なん、で、こんな……』

『……申し訳ございません。力の制御を誤ってしまったようです。貴方が――……貴方が、ご無事でよかった』


 ローズはかつて、リヒトでは防ぐのは無理だと判断してリヒトを庇った。

 あの時はそのことがたまらなく悔しくて、自分には彼女に守られるだけの力しかないのだということを思い知らされた。


 そんな中、兄たちが目覚め、自分のせいで国が危機に陥ったとき。

 自分なら救える相手に手を伸ばしたら、リヒトは久しぶりに彼女の笑顔を見ることが出来た。


『友人を、助けてくださってありがとうございました』


 アルフレッドを庇ったときに、彼女からその言葉を貰ったとき、リヒトは嬉しかった。

 でも結局、ローズにはすぐに新しい婚約者が出来てしまった。

 ベアトリーチェはローズを大切にしている。彼は周りから信頼されている。ベアトリーチェならば彼女に相応しいと、誰もが思うことだろう。

 ――自分とは、違って。

 二人を見るたびに、リヒトはそう思った。


 ベアトリーチェなら、誰もがローズとの結婚を祝福するに違いないと。

 それでも言葉を交わす中で、公爵令嬢としてだけではなく、聖剣の守護者として、騎士として――ローズから自分に向けられる言葉や笑顔に、リヒトの胸はときめいた。

 

『リヒト様。この歓声は、貴方に向けられたものですよ』

『さあ、行ってください』


 学院で、自分の研究が初めて周りに認められたあの日だって、リヒトはローズの笑顔が見れて嬉しかった。


 ――よかった。ローズは笑っているのか。


 沢山の人々からの祝福。

 確かにそれは、リヒトの自信になった。けれどそれ以上に、彼女が笑ってくれたことが、リヒトは心から嬉しかった。


 本当はずっとこれまでも、その笑顔を見ていたかった。 

 彼女を笑顔に出来る自分でいたかった。

 けれどそれが叶わないと知る度に、彼女に相応しくない自分を、リヒトは嫌いになった。

 幼い頃からずっと、大好きだったから。

 でもその心に、気付いたとしてももう遅いのだ。

 

 自分は彼女を傷付けた。

 自分が彼女を否定した。

 今の自分はもう、彼女を求めることなんて出来ない。


 それでもローズは、変わらずにリヒトに手を伸ばしてくれた。

 夢のような学院生活。

 その場所で昔のように、ローズは自分のことを導いてくれた。

 誰かに拍手される場所を与えてくれた。自分のことを誰よりも理解して、支えてくれた。

 そのことが嬉しいと思っても、今なら昔とは違って、彼女の行動に心から感謝できたとしても。


「――もう誰も、認めてなんかくれないのに」


 リヒトの声は震えていた。

 後悔してももう遅い。過去には戻れない。彼女はもうすぐ、違う誰かと結婚する。


「それでも」

 アカリは、リヒトの手を強く掴んだ。彼女の目から涙がこぼれ落ちる。


「ローズさんが待っているのは、貴方だけなんです」


 アカリの言葉に、リヒトは目を瞬かせた。

 自分には何も出来ない。何も守れはしない。

 力のないそんな自分を、なんでもできる彼女ローズは待っているのだとアカリは言う。


 もともとは敵対していた二人。

 それでも、アカリとローズはこの一年弱で、誰よりも親しい関係となった。 

 リヒトはアカリの目を見つめた。

 他者の幸福を祈る。そんな者にこそ与えられる光属性。『光の聖女』としてこの世界に招かれた、その少女が泣いている。

 ――ローズを、今こそ貴方が助けにいけと。

 そう、リヒトに告げて。


「こんな時に何をしている!」


 リヒトは、真っ直ぐにアカリを見つめていた。

 そんな二人に気付いて、リヒトの父である国王リカルドは、苛立ちのこもった声を上げた。

 かつて魔王を倒した『聖剣の守護者』ローズ・クロサイトという圧倒的な力を持つものがこの場にいないという状況。

 更に魔王に国が脅かされるそんなとき――自分の息子である王子が、戦うこともままならない力ない第二王子が、色恋を優先している姿は、国王としても父としても認め難かった。


 ローズのことは、リカルド自身幼い頃から知っている。

 リカルドはかつて第一王子であるレオンを助けるために、幼い少女に、自分の息子と同じ年の少女に頼ることしか出来なかった。

 だからこそ、その重圧を受け入れもう一人の息子と婚約し、ずっとこの国を支えてきてくれた彼女に恥をかかせた我が子を、彼は次期王に望めないとも思った。


 娘というには違う。

 けれど、ローズ・クロサイトという少女は、リカルドにとって大切な少女であり、『臣下』とも呼べる存在だった。


 リカルドだって、ローズに危害を加えたいとは本心では思ってはいなかった。

 だがクリスタロスの王として、国や世界を思えば、被害を最小に抑えることが、自分が王として下すべき『最善の選択』だと思ったのだ。

 そんな決断さえ迫られるこんな大事に、自分の息子は一体何をしているのか?


「お前がその少女と婚約したいなら、それを叶えてもいい。だが、今は国の危機だ。私情はわきまえなさい」


 王として、父として。

 彼は鋭い言葉をリヒトに向けた。

 父の言葉は昔と変わらず、リヒトの心に重くのしかかる。

 リヒトだってわかっている。立場には責任が伴う。自分の父がそう言う理由わけも、自分に厳しい理由わけも。


『諦めなさい。リヒト』


 リヒトの父は、昔この言葉を何度もリヒトに言った。その言葉を聞く度に、リヒトは心を傷付けられた。

 自分は自分ではいけないのだと、そう自分を否定して生きてきた。

 でも今なら、リヒトはその言葉に込められた父の気持ちも、理解できるような気がした。


 ――父上は、『クリスタロスの国王』だから。


 大国であるグラナトゥムの王であるロイと、父が違う言葉を口にする理由も、今のリヒトにならわかる気がした。

 視点が変われば正しさは変わる。

 他の人間からすれば、リヒトはアカリに思いを寄せていて、危機的状況下で、リヒトはローズと仲の良かったアカリにつけ込んでいるに過ぎない。


 リヒトだって他の人間であれば、自分のことをそう見るだろう。今の彼にはそれがわかる。

 ローズがいない。魔王のせいで世界の危機だ。けれど彼の心は、いつもより穏やかだった。

 頭にかかっていた靄が晴れる。

 自分が今、何をすべきか。何がこの先、後悔しない選択なのか。

 もし本当に、彼女が自分を想ってくれていたというのなら。


『貴方と何も無かったことが、今はかえってよかったのかともしれないとも思っています。最初から、形だけの婚約だったから。きっと私は、貴方が誰と結ばれても祝福できる』


 あの時彼女はどんな思いで、自分にその言葉を向けたのか。

 考える。

 今、彼はどこまでも冷静だった。


「国王陛下! 空に、魔王が……。魔王が今にも、空を覆い尽くそうとしています!」


 騎士の叫ぶ声が響く。父が自分を非難する声が聞こえる。

 そんな中、リヒトはアカリに言った。


「アカリ。俺が必ずローズを見つけるから。助けて、戻ってくるから。だからここは――君たちに任せる」


 だが国王リカルドは、前に進もうとするリヒトの前に立ち、その道を阻んだ。

 

「どこへ行くつもりだ。リヒト」

「俺は、ローズを探しに行きます」

「お前に何が出来る? それに、国民を見捨てて彼女を助けに行くのか。彼女がどこにいるかもわからないのに」


 王族であるならば、王を目指すものならば、今彼女を探しに行くのは間違いだろう。

 それはリヒトが兄との、王位継承をめぐる争いから身を引くのと同義だ。

 今ローズを助けに行けば、魔力の無いリヒトが、周囲から認めてもらうために積み重ねた努力はきっと全部無駄になる。

 ――それでも。


「約束したんです」

 リヒトは、ずっと目を逸らし続けていた父親を、今は真っ直ぐに見つめていた。


「もう、一人にしないって」

 自分は弱くて、その言葉を一度は裏切ってしまったけれど。

 そのせいで彼女は、自分以外の相手と結婚しようとしているけれど。


「俺が、ローズを見つけてみせます」

 たとえこの先一生、自分の行いが人に非難されようと――リヒトは、ローズを救う為に行動することを選んだ。

 リヒトは左手を上げた。

 僅かに震える手はそのままに、祈るように目を瞑る。



 ――お願いだ。来てくれ。たとえこの魂が、魔法が使えなくたって。彼女を思う気持ちだけは、誰にも負けないと願うから。



「来い! フィンゴット!!!」

 リヒトは指を鳴らした。

 今ならその天龍は、自分に従ってくれる予感がなぜかあった。


「ピイイイイイイイイッ!」

 この世界で最も高貴とされるその生き物は、自らに相応しい相手を千年待ち続けた。

 リヒトはフィンゴットを目覚めさせた。

 命を繋いだのがローズだという事実はあっても、それが変わることはない。


『空を映す蒼き瞳、たゆたう雲の白き翼。長き眠りに付きし朋友。天を支配する至高の龍よ。盟約と、光の名のもと、今ここに目覚めよ。我が友。我が翼、汝が名は――光の天龍フィンゴット』


 龍は、あの日リヒトの声に応えた。

 そして、今この時も。

 リヒトの呼びかけにより地に降り立った白い天龍は、この世で最も高貴な生き物と、讃えられるに相応しい。

 闇属性の黒鳥と対を成す、リヒトと同じ、光属性の白い龍。


「――ありがとう。フィンゴット」

 笑みを浮かべて、リヒトはフィンゴットに手を伸ばした。

「……っ!」


 その姿を見て、ユーリは思わず目を擦った。

 リヒトと、『誰か』の姿が重なる。

 この光景を自分は知っている。いや違う。自分だけではない。

 ユーリと同じように、リヒトのその姿を見て、目を瞬かせたものがいることにユーリは気が付いた。

 理由はわからない。でも、確かに『知っている』。

 自分たちはこの光景を、『昔』見たことがある。


「あでで噛むなよ」


 フィンゴットはいつものようにリヒトの手を噛んだ。

 困るリヒトを見て、フィンゴットはリヒトの手を離した。

 光の天龍フィンゴット。

 その名は古い国の言葉で、金色の神を意味する。

 クリスタロス王族特有の金色の髪。

 その色を持つリヒトを背に乗せる天龍は、まさしく神の使いのように美しい。


「行くぞ。ローズのところへ!」


 リヒトは眼鏡をかけた。

 かつて、ガラクタだとリヒトが否定された発明品。

 指輪を盗まれた、あの日使えなかった道具。

 それは、彼のこれまでの努力の結晶だ。

 そして、リヒトが昔ローズに贈った薔薇のケース。その中には幸運の葉が入ったままになっていた。

 状態を維持させる魔法は、所持者が身に着けている限り常時発動される。


 『幸運』なことに、ローズは四枚の葉を身に着けていた。

 そのおかげで、リヒトはローズを追跡出来る。

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