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幼等部の王子様

「リヒト様〜〜っ!!」


 幼等部での生活が始まって一週間。

 リヒトはこのところ、毎日同じクラスの少女たちに絡まれていた。


「リヒト様。リヒト様は、今日は何の本を読んでるの?」


 まだ小さな子どもということもあり、リヒトのことを様付けで呼びながら、言葉は随分と砕けている。

 新しい魔法道具を作るために、暇な時間は読書や研究にあててきたリヒトは、囲まれて少し困った。

 自国であれば兄と比べて劣った王子、もしくはローズと婚約破棄した馬鹿王子扱いされているのに、幼等部の子どもたちは、リヒトを王子様と慕っていた。


「リーナ。そんなやつに構うなよ」


 特に、リーナという名前の少女はリヒトに熱を上げており、朝会うたびに抱きついてきては、リヒト様リヒト様と名前を呼んで笑った。

 リーナは、今までリヒトの周りにはいなかったタイプの少女だった。

 ローズは公爵令嬢である立場と性格から、自分に抱きついてくることなかったし、アカリはリヒトが触ったら泣いてしまうという問題があるため、抱きついてくるなんて有り得ない。


「金髪碧眼で王子様なんだから、それだけですっごく素敵だもん!」

「王子って言っても、魔法もろくに使えなくて幼等部に入れられたやつじゃないか。 そんなやつの何がいいんだよ?」

「……」


 リヒトは胸を押さえた。

 リーナの幼馴染だという少年は、今日も自分に辛辣だ。


「違うもん。リーナと会うために、神様がそうしちゃったんだよ。リヒト様がここにいるのは、リーナのせいなの! だからリーナがリヒト様のお嫁さんになって、リヒト様のこと養ってあげるの!」


 夢見がちな少女は、そう言ってリヒトに笑いかけたが、リヒトは戸惑うことしかできなかった。

 自分とリーナの年の差は一〇。

 とても恋愛対象には見れない――と思ったところで、リヒトはあることを思い出した。


「そういえばローズとベアトリーチェも一〇歳差だった……」

 リヒトは頭をかかえた。

 自分に好意を向けてくれるのは嬉しいが、幼子にしか見えない彼女をそういう目では見ることは出来ない。

 ただ、年月が経てば問題ない実例を知っているだけに、リヒトは頭が痛かった。


「リヒト君、モテモテねえ」

「からかわないでください。先生」


 頭を抱えるリヒトを見て、エミリーはくすくす笑った。

 そしていつの間にか、リーナにつられて、他の少女たちもリヒトの周りに集まっていた。


「金髪で碧い目! リヒト様って本当に、絵本の中の王子様みたい!」

「……」


 リヒトの金髪はクリスタロス王国の王族の髪色で、碧の瞳は魔力が低い印だ。

 強い魔力を持つため瞳が赤いローズや、炎属性と氷属性の魔法を使えるがために紫の瞳を持っているレオンと、リヒトは違う。

 高貴な家に生まれた、才能のない者の証。 

 その色を褒められて、リヒトは複雑な気持ちになった。


「ねえ、リヒト様は馬に乗れるのっ?」

「馬?」

 リヒトは首を傾げた。

「うん。私、リヒト様が白馬に乗ってるの見てみたいっ!」


 白馬。

 そう言われて、ようやくリヒトは合点がいった。

 つまり彼女たちは、自分に白馬の王子様を期待しているのだろう。 


「ごめん。俺、馬には乗れないんだ……」

「ハッ。雑魚じゃん」


 リヒトが申し訳なさそうに言うと、フィズか鼻で笑った。

 すると。


「サイテー」

「人のことすぐ悪く言う人って最悪だよね」

「ねー!」


 リヒトの周りを囲んでいた少女たちは、フィズを冷ややかな目で見つめていた。

 その瞳には、軽蔑の色が混じっている。


 フィズは慌てた。なんで自分が、ここまで女子に責められるのか理解できない。

 そんなフィズを前に、彼の想い人はリヒトに抱きついて言った。


「リヒト様はそんなこと言わないから優しいし、他の男の子とは違って素敵だもん! 王子様っていうのは、やっぱりこういう人のこと言うんだよね!」

「り、リーナ……」


 瞳を輝かせてリヒトを見上げるリーナを見て、フィズは彼女に震える手を伸ばした。しかしその手は、リーナによってたたき落とされる。


「触らないで! リーナ、フィズなんて嫌いだもん!」

「…………」


 恋する少年を地獄に突き落とす発言をしたあとで、自分に抱きついてにこにこ笑みを浮かべるリーナを見て、リヒトは子どもであろうと女性は怖いと少し思った。


 

「それでは、ダンスの練習をしましょうか」


 校内放送の後、幼等部でも、舞踏会に向けダンスの授業は始まった。


「リヒト君」

「――はい」


 幼等部で唯一踊れるリヒトは、エミリーとお手本を見せることになった。


「今日は、リヒト君にも先生になって貰うから、みんなリヒト君の言うことをよく聞いてね?」

「はーい!」


 にっこりと笑うエミリー。少女たちは元気よく返事をした。


「リヒト様に教えてもらえるんだって! すごーい! 踊れるなんて、流石本物の王子様は違うね!」

「そうだね。フィズや他の男の子とは大違い!」


 リヒトは視線を逸らした。

 女の子(幼女)にきゃあきゃあと黄色い歓声を上げられ、同性に睨まれる日が来るなんて、リヒトはこれまで思いもしなかった。

 

「それじゃあ始めましょう。リヒト君。よろしくお願いします」

「はい」 


 授業が始まる合図だ。エミリーが手を叩く。

 エミリーはまず、自分がリヒトと踊るところを子どもたちに見せた。

 幼等部の子どもたち――特に少女たちは、二人の姿を見て目を輝かせた。


「おとぎ話の世界みたいっ! 早く私も踊れるようになりたいっ!」

「せんせいっ! 私にもできる? 私も先生みたいに踊れるかなあ?」


 きゃっきゃと声を上げる少女たちの目は、宝石のように輝いていた。

 エミリーは、そんな子どもたちに優しい笑みを向けた。


「大丈夫。みんな、踊れるようになりますよ。それに、最初は出来なくて大丈夫。誰だって、最初は初心者なんですから。舞踏会まで少しずつ、上手に踊れるように頑張りましょうね」

「はーい!!!」


 リヒトはエミリーの言葉を聞いて、苦笑いした。

 エミリーとリヒトによる指導では、リヒトが女子生徒でエミリーが男子生徒だった。

 はじめは逆のはずだったのだが、少女たちたっての希望でリヒトが教えることになったのだ。


「少し止まってくれ。危ない」


 裾を踏んで転びそうになっていた少女に、リヒトはそっと手を差し出す。


「よし、これでもう大丈夫だ」


 服の生地は傷めずに、簡易的に少し裾を短くする魔法道具を使って、リヒトは少女から手を離した。

 昔ローズが海で水遊びをしたいと言ったとき、裾が濡れると困っていたため作った道具が、まさかこんなところで役に立つとは――まあ、当のローズは、結局一度も使うことはなかったけれど。


「今のままでもいいんだが、こうするともっとよくなる」

「こう……?」


 リヒトは、優しい声音で少女たちに指導していた。少女たちは頬を染め、リヒトの指導を受け入れた。

 

「そうだ。上手いな」

「あ、ありがとうございます……」


 上手くできたら、優しく微笑んで褒めてくれる年上の王子様。リヒトを見つめる少女たちの瞳は、同年代の少年を見つめるものとは違っていた。

 

「リヒト様優しい! かっこいい!」

「どきどきする~!」

「リヒト様っ! 私にも教えてくださいっ!」

「え? ……あ。俺は……」


 もうすぐ授業が終わる。

 そろそろ終わりかと高をくくっていたリヒトは、少女たちに囲まれて困惑した。

 少女たちの瞳には、期待の色が宿っていた。


「……わかった。出来る範囲で教えるから、俺の周りに集まるのはやめてくれ……」

「はーい!」


 少女たちは、逃げ場をなくして手をあげたリヒトに、元気よく返事をした。



「はあ……。やっと終わった……」

「お疲れ様です。お手伝い、ありがとうございました。リヒト君」

「うわっ!」


 少女たちの対応を終えたリヒトが一人休んでいると、ぴたりと首元に冷たいものを押し当てられて、彼は声を上げて驚いた。


「お、驚かさないでください……」

「ごめんなさい。リヒト君がどんな表情をするか、少し見て見たくて」


 『冷たいもの』の正体は冷えたジュースで、声の主はエミリーだった。

 リヒトは困ったように息を吐いて、エミリーからジュースを受け取った。


「リヒト君は本当に、教え方が優しいですね。あの年頃の女の子たちは、貴方のような優しさを持つ人には、みんな弱いものなんですよ」


 エミリーは微笑みを浮かべながら、リヒトの隣に腰を下ろした。


「別に俺は優しくなんか……」


 自国ではモテた記憶のないリヒトは、エミリーから視線をそらした。

 今の自分の評価が、本来自分に与えられるべきものとは、リヒトはとても思えなかった。


「自覚がないんですか? さっきも女の子達に囲まれて困っていたのに、最終的には折れて話をしてあげていたでしょう? それを優しいと言わなくて、なんだと言うんですか?」


 否定したのに、改めて自分を褒めるエミリーの言葉に、リヒトはほんの少しだけ頬を染めた。

 優しい、だなんて。

 出来損ないとは言われても、褒められた経験がそもそもないのだ。リヒトは照れてしまっま。


「……あの、先生」

「なんですか? リヒト君」

「今日の授業で一つ思ったんですが……彼らの年齢で、しかも短時間で習得するというのは、やはり少し無理がありませんか? 魔法の授業を潰してまでやることとはとても思えないし……。あれくらいの練習じゃ、完璧に踊れるなんて俺は思えなくて」


 幼等部の生徒たちは、魔法の才能がある庶民の集まりだ。

 そんな彼らに、彼らが将来のために学ぶべき魔法の授業を潰してまで、わざわざ舞踏会の練習をさせる必要性があるのか、リヒトにはわからなかった。

 リヒトの問いに、エミリーは苦笑いした。


「確かに、リヒト君の言葉は一理あります。でもね、リヒト君。学院での舞踏会を楽しみにしているのは、高貴な身分の方々ばかりではないんですよ。綺麗なドレスを着て、『王子様』と踊る。それは彼女たちにとって、おとぎのような時間なのです。その時間はきっと彼女たちにとって、一生の思い出になるとは貴女は思いませんか?」


 王子様。

 エミリーの言葉を聞いて、リヒトは自分に構いたがる少女たちの言葉を思い出した。

 自分を王子様と慕う、『可愛らしい』というべき少女たちを。


「それにね、リヒト君。別に、完璧じゃなくていいんです。最初から何も出来ないと、必要ないと諦めていたら、今回のことだけじゃない――。そんな人生じゃ、結局は願いは何一つ、叶えることなんて出来ない。何度だって、失敗してもいいんです。頑張って、練習したこと。その記憶があれば、きっとあの子たちは舞踏会で、楽しい時間を過ごせると、私はそう思います」


 エミリーはそう言うとふわりと笑った。

 まるでお日様のような笑顔に、リヒトは目を瞬かせた。


「それに今日のことは、貴方にとっても無駄な時間ではなかったでしょう? 私、今日は貴方の魅力について、一つわかったことがありますよ。リヒト君。貴方は昔、踊るのが苦手だったのではありませんか?」


「……はい」

 リヒトは、静かにそれだけ返事をした。

 リヒトはもともと、踊ることは得意ではなかった。今のリヒトが踊れるのは、ローズの指導の賜物だ。

 レオンが眠りについてから、時期国王として、国賓として招かれたパーティを控えていた頃。

 当時、リヒトはローズに怒られながら練習を重ねた。

 正直、自分の幼馴染は鬼かと、当時のリヒトは思っていた。

 ただ今になって考えると、当時のローズはリヒトに恥をかかせないように、同い年にも関わらず王子の婚約者として、努力して引っ張ってくれていたようにも思えた。


 ツキリと胸が痛んで、リヒトは胸をおさえた。

 もしかしたら自分は、彼女に与えられることを、当たり前のように感じていたのかもしれないのではないか――そんなことを、ふと思う。


「出来なかったことが出来るようになったこと。それをきちんと、誰かに教えられること。それは貴方の優しさで、長所です」

「長所……?」

「ええ、そうです。だってもしリヒト君が、最初から完璧に踊れていたら、『周りの人はなんで出来ないんだろう』と思っていたかもしれないでしょう? 出来ないことを知っているから。失敗を知っているから、貴方は人の痛みを理解出来る。それは貴方の魅力だと、私は思います」

「…………」


 リヒトは、エミリーの賛辞を、理解できる気がするのに素直に受け入れることができなかった。


「短所は長所ですよ。リヒト君。だから貴方が、下を向く必要なんてないんです。貴方には、誰とも違う魅力がある。人と違うことは、恥じることではありません」


 エミリーはそう言うと、リヒトの頭を子どもたちにするように優しく撫でた。

 その仕草に、リヒトはまた胸が痛んだ。

 リヒトにはまるで彼女が、優しい母親のように思えた。


「先生…………。今日は、ありがとうございました」

 ペコリと頭を下げる。そんなリヒトに、エミリーは優しい笑みを返した。


「こちらこそ、ありがとうございました」

 一人残されたリヒトは、野原に横になって空を眺めていた。

 雲がながれていく様をただ見上げる。

 幼いときはよくしていた筈なのに、なんだかこうやって空を眺めるのは、随分久しぶりのことのようにリヒトには思えた。


「失敗を知っているから……か」

 自分に向けられた言葉を繰り返す。

 その言葉を思い浮かべると、少しだけ心が明るくなるような気がした。





「これからリヒトのところに行こうと思うんだが、お前たちも一緒に来ないか?」

「――お兄様」


 彼女の兄であるギルバートがローズの元を訪れたのは、午前の授業の終わったあとの昼過ぎのことだった。

 ギルバート、ミリア、レオン、ジュテファーの四人は、ギルバートとレオンの授業が同じであるため、行動を共にしているらしかった。


「お嬢様!」

「……ミリア?」


 久々に会えた自分の侍女に突然手を握られて、ローズは目を見開いた。


「お願いします。ギルバート様に仰ってください! この方、私が護衛であることを言いことに……!」

「いいことに?」

「私の像を作って辱めたり、ダンスの練習と称して私を抱きしめられたりされるのです。とにかく、扱いが酷いのです!」

「それってセクハラじゃ……」


 アカリがぼそっと呟く。

 珍しく顔を赤くして、動揺と怒りを隠しきれていないミリアを見て、ローズは兄であるギルバートに冷たい目を向けた。


「お兄様。本当にそんなことをなさっていらしたのですか?」

「まあ、愛ゆえに?」

「……お兄様がミリアを慕われているのは知っています。ですが、私にとっても大切な人を、これ以上傷付けるのはおやめください」

「別に傷付けるつもりは無かったんだけどな」

「お兄様。ミリアが嫌がっているのなら、それは傷つけているのと同じです」


 ローズは兄の反論を許さなかった。


「お嬢様……」

 『大好きなお兄様』より、自分のことを考えて行動してくれたローズに、ミリアは胸が高鳴るのを感じた。

 私のお嬢様は誰よりも美しく、強く、優しい方でいらっしゃる――。

 まさしく理想の王子様だ。

 その相手にそっと手をひかれて、ミリアは顔を赤くした。


「ミリア。大丈夫? 私のところに来る?」

「……」

「……ミリア?」

 ただミリアは、己の立場は自負していた。


「お嬢様の申し出は嬉しく思います。ですか、私の仕事は護衛です。この国で、この方を一人にするわけにもまいりません」

「ミリア……」

「でも、お嬢様にそう言っていただけて、とても嬉しかったです。ありがとうございました」

「ミリア!」


 健気な自分の大切な侍女を、ローズは思わず抱きしめた。


「おっ。お嬢様!?」

「何かあったら、私に言って。貴方は私にとって、家族のようなものなのだから……」

「ミリア。俺と結婚したら、君が好きなローズの本物の義姉あねになれるぞ?」

「……ギルバート様。貴方はもう黙っていてください」


 感動的な場面もつかの間。

 ギルバートがいれたちゃちゃにキレたミリアは、魔法を発動させてギルバートを殴った。

 ――が、華麗に躱され追撃する。


「体がなまってるんじゃないか? 全然当たらないぞ? ミリア。護衛ならちゃんと俺に攻撃をあててくれ」

「貴方の逃げ足がはやすぎるんですっ! 全力で殴って差し上げますから動かないでください!」

「鬼ごっこだ。ミリア。君の魔法の練習にもなっていいだろう?」

「よくありませんっ!!!」


 喧嘩するほど仲がいいともいうが、ギルバートはミリアに殴られても楽しげだった。


「ギルバート様はどうしてあの方に執着されるのでしょう? どうみても嫌われているようなのに……」


 二人のやり取りを見て、まだ幼いジュテファーは首を傾げていた。


「……そういうわけでもないんじゃないかな?」

「え?」

「喧嘩するほど仲がいいと言うし。それに彼女は、彼曰く彼の『運命』らしいから」

「……『運命』?」


 ジュテファーは、思いもよらぬ言葉に思わず訊き返してしまった。


 どうみても仲が良さそうには見えないのに、公爵令息である青年の『運命の相手』が、女性が持てば嫌われる強化魔法をもつ女性だなんて、有り得るのだろうか?

 ジュテファーは首を傾げた。


「なんだか、不思議な方ですね。ギルバート様は……」


 普通の男なら死んでもおかしくない攻撃を受けながら、楽し気に笑うギルバートを見て、ジュテファーはそう呟くことしか出来なかった。



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