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バイク乗りの歌  作者: Gie
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ツンデレ

ツンデレ



土曜日、オレはいつもの如くバイク屋に居る。

オレ:「しっかし、今日は暑いね〜.......

    バイクで走ってて何が辛いかって、熱風だよね」

知人:「だねぇ.......この暑さだと何処にも行く気がしないよ。」

なんて、どうでもいい事を話したりと、色々な話をするのが、 最近のオレの土日

の過ごし方になっている。


店員:「いらっしゃいませ〜」

まぁ、バイク屋だから、バイクを見に来る人は沢山居る。

オレとか知人は、メンテがてら屯すだけだが.......

まぁ、それでもバイク屋とは本来こういうものだったりする。


女性:「あの〜.......」

オレと知人は女性は店員に話しかけてると思い、気にせずにいつもの如く、

左隣に座る知人とバイク談義を続ける。

すると、再び、「あの〜?もしもし?」と女性の声がする。

前を見ると、知らない女性がこちらを見ている。

オレは左に座る知人の顔を見、更に逆側を見、更に女性を見、.......オレ?」

と自分を指さして女性に聞く。

すると、女性は「はい。」と返事をしながら、オレの前の椅子に座る。

オレ:「.......はい?なんでござりましょうや?」

女性:「えっと........あそこに止まってるバイクって貴方のですよね?」

オレ:「.......そうですけど.......?」

女性:「あのですね、いきなりで何なんですけど、あのバイクの後ろ

    に乗せてもらえませんか?」

オレ:「........はぁ.......」

オレは、女性の衣服を見る。

半袖にスカート、靴はヒールっぽい靴.......

これじゃバイクの後ろには乗せられないなぁ......

と思っていると、その女性は、少々警戒したような視線でオレを見て、

女性:「.......何、ジロジロと見てるんですか?!

    そんないやらしい目で見て、初対面の人に失礼じゃないですか!」

オレ:「.......初対面でバイクの後ろに乗っけてって言うのは失礼じゃないんだ.......」

オレの言葉にハッとしながらも、更に怒り気味に、

女性:「だからって何でいやらしい目でジロジロと見られないといけないんですか?!」

と言ってくる。

オレ:「.......キミの格好がバイクに乗るのに相応しい格好か見てただけだが.......」

オレの言葉に女性は押し黙る。

オレ:「とりあえずさ、キミのその格好じゃバイクの後ろには乗せられないよ。

    少なくとも、靴はズック靴にしてスカートじゃなくズボン履いてくれ。」

女性:「えぇ〜?! どうしてぇ〜?!」

女性は不満顔でこちらを見る。

オレ:「どうしてって.......バイクって後ろの方が死亡率高いの知らないでしょ?」

再びオレの言葉に押し黙る女性.......

押し黙るの好きな人だなぁ.......


女性:「じゃぁ、言う通りの服に着替えてきたら後ろに乗せてくれる?」

オレ:「まぁ.......バイクに乗るのに相応しい格好してくれば乗せるけど.......」

女性は、「ヤッタ〜!」と喜びながら立ち上がる。

なるほど、この女性はバイクが好きなのか.......

でも、なんらかの理由でバイクに乗れないって事かな......


オレ:「そんなにバイクが好きなら、免許取ってバイク買った方が良くないかい?」

オレがそう告げると、女性は立ち上がり、不機嫌気味にこう言い放った。

女性:「べっ......別にバイクが好きなんじゃないんだからね!?

    ただ単に、あなたに興味があるだけなんだからね!?」

オレ:「......それって、バイクは好きだけど、オレには興味が無いって事でOK?」

女性は伏し目がちにオレを睨みながらも押し黙る。

図星だったらしい。

そうか.......この女性はモノが好きという事を知られるのは恥ずかしいが、

好きな人に好きだと気付かれるのは全然恥ずかしくないんだ......

と言うか、この人の趣味なんだろうか、押し黙るの......


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