あの日〜days〜
心が痛い。痛い?痛いのか?違う。熱い?違う。苦しい?違う。悲しい?違う。
何なのだろうかこの感情は。
目の前には君の死体。
間に合わなかった‥‥。守れなかった。あれ程守ると言ったのに。
「ヒャッ!ヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」
煩い。黙れ。
「ヒャッヒャッヒャッ‼︎‼︎‼︎」
黙れ‥‥‥黙れよっ‼︎
「ヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」
「黙れっつってんだよっ‼︎‼︎」
周りを見渡すが誰もいない。誰だ?誰が笑っている?
君が死んで笑う奴なんか許さない。
「ヒャッヒャッヒャッ‼︎」
何だ‥?喉が痛い。それによく聞くとこの声は‥。
自分の声だ。
何で笑っているんだ?こんなにも苦しいのに。悲しいのに。痛いのに。違う、苦しくも悲しくも痛くもない。
これは守れなかった自分への怒りだ。
そして守れなかった自分を嘲笑っているのか。
あぁ、君の笑った顔も怒った顔も泣いた顔も全部ーーーーーー
愛してる
でも
もう全部遅いや。
ーーーー嘲笑う声だけが響いている。