表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チルドレンエンドロール  作者: ニノマエ ゆのん
序章‥‥入学
1/3

あの日〜days〜

心が痛い。痛い?痛いのか?違う。熱い?違う。苦しい?違う。悲しい?違う。


何なのだろうかこの感情は。


目の前には君の死体。


間に合わなかった‥‥。守れなかった。あれ程守ると言ったのに。


「ヒャッ!ヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」


煩い。黙れ。


「ヒャッヒャッヒャッ‼︎‼︎‼︎」


黙れ‥‥‥黙れよっ‼︎


「ヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」


「黙れっつってんだよっ‼︎‼︎」


周りを見渡すが誰もいない。誰だ?誰が笑っている?

君が死んで笑う奴なんか許さない。


「ヒャッヒャッヒャッ‼︎」


何だ‥?喉が痛い。それによく聞くとこの声は‥。



自分の声だ。


何で笑っているんだ?こんなにも苦しいのに。悲しいのに。痛いのに。違う、苦しくも悲しくも痛くもない。



これは守れなかった自分への怒りだ。


そして守れなかった自分を嘲笑っているのか。


あぁ、君の笑った顔も怒った顔も泣いた顔も全部ーーーーーー


愛してる




でも




もう全部遅いや。




ーーーー嘲笑う声だけが響いている。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ