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詩*夜空へ*

指先の月

作者: a i o

星を狙って

小石を蹴って

穴ぼこだらけの月を

指の腹で埋めて

そんないかさまだって使える

完璧を装ってる


息づく夜を

明け渡せずに欲張って

月が照らす青い木々

若い実のまま落ちたのなら

熟した日々を思えたのでしょうか


涙が流れそうな日には

向かい風呼んで

胸に沈んだ想いは

泡ばかり吐いて

どんな弱音も当て嵌まらない日には

雨よ降れ

雨よ降れ

誰にも見られたくないものがある


もう少しもう少しと

歩んだ道が

遠くなり

いつか

どんなゴールも許せたのなら


指先を

外し見上げる

それだけで完璧な月








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