入学試験Ⅱ
「というわけでだな、なんか各国選抜で来たはずの僕達はこれから入学試験なるものを受けないといけないようです。」
「ニック寝言は寝て言った方が良いと思います。」
レイがボソッと呟くように言う。
「ニック!?何このサプライズは?面白そうね、今すぐにでもやりたいわ。」
一人興奮したキャスが張り切って準備体操なんかしている。
当の遥人はというと、、、、いまだ時が止まったように先程ホログラムがあった場所と空虚なにらめっこをしている。
「おーい遥人生きてるかー?」
心配したニックが遥人の顔に覗き込み、そこでようやく遥人の時が動き出す。
「幽霊でも見たって顔よ、ハルトw」
入念にストレッチをしながらキャスが笑いながら言う。
「本当ですよ大丈夫ですか?遥人君?今日はもう日がくれるし、遥人君は今日来たばっかだし、明日から試験?に挑みましょうよ?みなさん。」
レイが提案した意見にキャスを除いた二人が賛成し、一晩は休む事になった。
「実はあのホログラムに映って人、俺のお父さんなんだよね。」
やっと、遥人が口を開いた。
2日連続投稿出来ました。
またしばらく不安定ですがお付き合い下さい。