だから婚約者じゃないですよ笑
ちょっと痛めかも
「ペルシャ・ディ・アムールこの場を以て婚約破棄させてもらう」
ここは可愛げがあるように見えて闇がある女の戦場
デビュタントの会場なのだ。
目の前に…というか階段の上に偉そうに女性と立っているのはアレス・ルベリア・オベールこの国の第2王子だ。
そしてこの女性こそが私が認めるぶりっ子
名前は…えっと…なんだっけな…仮にブリ子とでも言っておこう。私にちょっかいをかけてきて苦労していたのだ。
「どういうことですか?」
静かに答える。そもそも婚約破棄される心当たりがない。なぜなら ……
「僕のハニーに怪我をさせただろ」
仮にも婚約してたと思うならハニーとか言うなよ
「お言葉ですが殿下、私たちって婚やk 」
「言いたいことは分かるぞ!!
も と 婚 約 者 さ ま wwww
俺との婚約が破棄されることが悲しかったんだろ
残念になー笑俺にはもうハニーのエステルがいるんだよ!」
「その方エステルって言うんですねお可愛い名前で」
「嫌味に聞こえるぞ謝れ」
「あら、褒めてるだけでしてよ」
「まあいい、お前とも縁を切るんだからな」
ほんとに可愛い名前なのに…嫌味がやばいな…
「もうこんな事はやめてください!ペルシャさん!
いくら私が可愛いからって…」
やっとエステル第一声、流石ブリ子だな自信が半端ない
「そうです!私のかわいさに嫉妬したんですよ!
私って罪な女…人の婚約者を取ってしまうなんて」
「だかr」
「私が悪いんですよね…かわいいばかりに」
「そんな事はないよハニー僕も君の可愛さに心を打たれたっ」
「ふふっダーリン♡」
キッショっ …つい心の声が
だってどう考えてもおかしいじゃないですかなんでこんな茶番劇を見せられてるんですか
「そういうことだ。だから婚約破棄する。かわいそうなペルシャこんなに追いかけてきた男に彼女がいるなんて!!」
うん。こんなやつ仮に婚約者だとしても願い下げだわ。
あと私が追いかけてたのはアレスが図書館で借りた本を5年間も返してなかったからずっと追いかけてたからなんだけどな
「前提からして言わせてもらいますけど私はアレス様など好きで追いかけてたわけじゃございません。
それに仮に婚約者だった場合それは不敬罪に当たります。」
「お前俺たちに嫉妬してるのか?つよがらなくていいんだぞww俺のことがすきだったくせに」
「そうですよ!ペルシャさん!うらやましいなら言ってくれればいいのに!、まあその恋がかなうことはありませんけどねぇ」
いやみったらし!!純粋系だと思っていたけどそんなこともないようだ。
「お前の家族もそうだがお前も執念深い性格をしているな特に好きな人に対する執着?」
愛妻家って言えよ...やんわり言いたかったけど話は聞いてくれなさそう。
「.....あのですねアレス様言わせてもらいますと私たちは婚約してません。断じて
誰がこんな性根が腐ったサルみたいなやつを好きになるんですか?おまけに目が合った女性全員が自分のこと好きとか勘違いするとか、どんな性格してるんですか?
そもそも私たち話したことありませんよね?どうしてあなたのこと好きだといえるんですか?
しかもその腐ってる目、どうしてもっていうなら第二の妻にしてやるとでも言いたげですね。
いつまで自分にうぬぼれてるんですか。こっちが可哀そうになってくるからやめてください
後ですね、私がアレス様を付きまとっていたのはあなたが学園の本を5年間も返していないからです。
ほんとは期間が1か月なのですがあなたがずっと逃げるから声をかけられませんでしたの。
それで、借りてる本の名前はなんでしたっけー5年前だから覚えてないって?じゃあ言ってあげますよ
【モテる男の秘密~女子にすると喜ばれること百選これであなたもモテ男に~】
でしたっけ?いい趣味してますね、あっ悪いと言ってるわけじゃないですよ
ただなんかおもしろいな~って
そんなにお顔を真っ赤にして、お得意の反論はないんですか?
そもそも婚約なんてしてないのに婚約破棄を堂々としたところから恥ずかしいですもんね
話は済みましたか?
え?絶対に婚約してる?
"だから婚約者じゃないですよ"
お父様方に言っても貴方が恥をかくだけですもんね
……周りも変な目で見てますよ事が大きくなりすぎたような気がします。
なので私ここでお暇させていただきますね
最後に1つ言うとすればー
『勘違いしてんじゃねーよクソ野郎』
…ですかね。ではさようなら」
ふふっ何も言えないでしょ!だって全部事実だもんね
アレスが気色悪かったはずなのに結構気持ちいいしスッキリした~言いたいこと言えたし!
それにしてもあのバカップルある意味お似合いなんじゃ…
その後アレスの勘違い婚約破棄事件は歴史に残るくらい大きな騒動になったとか




