第一章 第一節
適切な長さが分かりません。
「もうお昼だよ、昂。学食、行こうよ?」
それからというもの、俺は昼夜問わず己の考えに没頭していた
どうやら、4限が終わっていたらしい。
「ああ、悪いな友夜。今いくよ」
洲崎 友夜。数少ない男友達の1人で、小動物の様に後をついてくるため、女子人気も隠れてある。
ちなみに名前の由来は、友引の日の夜に生まれたからだそうだ。なんとも短絡的な考え方である。本人はそこそこ気に入っているが。
「どうしたの?授業中もずーっと上の空だったし。まぁ、昂なら聞いてなくても出来るんだろうけど」
と、首を少し右斜めに傾けながら、上目遣いで、少しやっかむ様な言い方で問うてきた。
「見てたのか…や、少し考え事してただけだ」
「昂の場合、考え事してる時点で異常なんだよ?いつもは直ぐに答えを出してくれるから」
俺は今異常なのか。
だが、流石は友夜だ。中学からの付き合いともあって、俺の事をよく分かっている。
それにしても…
「いつも。いつもかぁ…。なぁ友夜」
「ん?」 またもや首を傾げる。今度は左だった。
「俺って、いつもどんな感じなんだ?」
我ながら藪から棒な質問だ。
「え?いつも?うーん…そうだなぁー…。」
質問の意味が分からず少し考えていたが、すぐに
「昂はいつもかっこいいよ。真っ直ぐで、迷いがなくて。僕の憧れだよ」
ほんのり顔を赤らめながら面映ゆい面持ちで言ってくれた。後ろで女子たちの悲鳴が聞こえたが、聞かなかったことにしよう。
「あっ、いや、そうじゃなくて、校内でとか、街中でとか」
さっきとはうってかわって、友夜の顔は臙脂色になっていた
「えっ!?あぁ、そ、そうならそうっていってよ…。何か変な事言っちゃったよ!もう!」
俺が悪いのか?これ…
「授業中の昂?別に普通だよ。街中でだって、少し怖い人たちに絡まれたりはするけれど、それ以外は特に」
少し怖い人たちに絡まれるのは普通ってことにしよう。
「そっか…。ありがとう。」
やはり俺の記憶と互いない。記憶は変わっていないのか?いやしかし…
「あぁもう!またそうやって考え事して!早く学食いこうよ!詳しい話はそこで聞くからさ?」
また難しい顔をしていた様だ。
「やべっ、早く行かないと席とられちまう。いくぞ友夜!」
鞄から素早く財布を取り出し、俺は食堂へと向かった。
続きます。肌荒れがひどいです。




