説明
諸事情により遅れてしまい申し訳ありません。
「クエスト報酬なに選んだの?」
「保留にした。」
「ええ!?」
「そっちは何にしたんだ?」
「私は取り敢えず『スキルポイント取得率up』にしたわ、それより選んでないってどういうことよ。」
うーん怒らせてしまったか、
「いや、ひとまず情報を仕入れてからでも遅くないかとおもって、一度決めたら取り消せないんだから。」
「…もっと早く言いなさいよ。」
「ファリンならそんなにぶっ飛んだ選択しないと思ったし、実際安牌選んでるしな。」
人間以外は元々能力値が高いので、スキルレベルが早く上がるだけで十分強いはずだ。
「考えすぎかもしれんがこの世界はどこかおかしい。」
…春なのに鬼灯が成ってることだけでなく、栗など地球では春にとれない物が店で売られていた。ファリンに聞いたら特殊な栽培方法ではなくそれぞれ旬が春らしい。因みに鬼灯は地球で大体8~9月に実がなるのだが、異世界だし種類や法則が違うだけだろう。何が言いたいかというと
「ちょっとした基礎知識の不足が大変なことになる。俺の知識が役に立つことだけでなくデメリットもあるだろうし」
「で?何でこの世界がおかしいの?」
「スキル、魔法の存在、容量が自動的に増えるポーチ、モンスターの存在、Aランク(超一流)の人数、これ等のことから多分ゲームの世界だと思うんだがそれにしては1000が上限でレベル50で一流と言うのがなぁ」
ファリンの両親が死んだと思われる7大ダンジョンを攻略することでAランクになるのだが6人は少ない、クリアしたやつらがいて情報も出ているはずなのに増えないのはちょっとおかしい。
『しょうがない俺が答えてやろう』
「地蔵さま!!」
…現れたことに気付かなかった。怖っ
しかし、疑問を解消できるのはありがたい
「この人が閻魔様なの?」
「あっそうか、初対面だったな」
『そうだ、だがこの姿の時は地蔵さまと呼んでくれ。さて、何が聞きたい?まぁこの世界の核心に迫ることには答えられんが』
「うーん、じゃあ何でAランクが少ないの?」
『戦い方が稚拙なやつが多い、装備が足りないからだな。』
「何でそうなったんですか?」
『なまじスキルレベルが見えるからそれが高い=その武器を上手く使えると勘違いするやつが増えたんだよ、スキルレベルを上げることである程度動きに補正がかかるがそんな仮初めの力でなんとかなるもんじゃないしな。』
『装備が足りないのは、派生装備は制作者が作る装備とスキルと鍛冶スキルを使えないといけない上に普通の装備と違い、ボタンを押すだけでなく本当に鍛冶で作らないといけないからな。といってもお前の世界より楽になってるがな』
「なんというか、無茶苦茶ね。」
この世界の神は何を考えているのだろうか?そんなことをすればせっかくの派生装備を使えなくなるだけな気がする。
『モンスタードロップもあるから完全に使えないって訳でもないけどな。俺としては頭防具に物理、魔法問わず防御力が有るものを装備出来ないことの方が致命的だと思うけどな。』
みんな着けてない理由はそれだったのか…というかホントに意味がわからない。
それから、この世界の情報を少し聞き、地蔵さまと別れた。
近くの町への道には特に見たことのないモンスターはおらず余裕だった。
『モノクロの町』についた、といっても町はモノクロではなく普通にカラーだ。前の町と同じく中世ヨーロッパ風の建物なのだが、むしろ色がどぎつい、ほとんどの色が単色のペンキらしきもので塗られている。
「さて、ギルドに行って依頼を受けましょ!」
「……うん、そうだな」
テンション高めにそう言うファリンの姿になぜだか不安を感じるのだった。




