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脱出決行
それから兵士の巡回が多くなり警備が強化されたができる限りの事はしてただ待った。
そして、三日経った今日の明方。寝たフリをして兵士が通り掛かった瞬間ブロドは能力を使用し中身を入れ替わった。
「よし、やるぞ。お前の仲間呼んでくれ。」
ブロドが蓮にそう言うと天井から月影降りてくる。
「呼んだか?」
「月影、前に言った手配できてるか?」
蓮は月影に聞くと「既に。」と言い懐から鍵束を取り出しそのまま一つを蓮に渡した。そしてその鍵束をブロドに渡す。
「自分はこのまま次の行動に移します。」
そう言って素早く去っていった。
「よし、騒ぎが大きくなって俺が戻ってきたらそのまま開けろ。しかし上手く行くかあんな作戦で?」
「一様昨日まで仕込んでくれたんだろ?なら、目的を達したいんなら必ずやってくれるよ。」
「…分かった。全く仕事増やしてくれるよ。まぁ、こっちも後味悪くなくて済むがな。」
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