ようやく見つけた
しばらくスミル達と話していると、目の前に月影が現れる。
「うぉ!月影お前何も目の前に現れることないだろ!しかも話している最中に!」
「し、知り合いか?ビックリした。」
スミルは月影が目の前に現れてそのままひっくり返っていて仲間達が起き上がらせていた。
「失礼、拙者は蓮殿の仲間の月影と申す。スミル殿だな。」
「そうだが…どうして名前を?」
「キド殿とウズル殿から聞きました。」
「…ということはあの村の人達か!探す手間省けたよ!」
「どういう事だ?」
蓮はスミルにキドとウズルの村に仲間と一緒に住んでいることや攫われたり村の人達を救出する話を一年前からしていた事を話した。
「なるほど、一年待ってたかいがあったよ。みんなもう少ししたらこの国とおさらばだ!」
スミルは仲間達にそう言うと歓喜の声が上がっていた。
「月影、よく城に入れたな。」
「この国には船も通れる水路があったので潜ってきました。ですが泰智殿によるといつものように魔術で入ろうとしたら弾かれたと言っていたので帰りは泰智殿は直接無理だと。」
「あ、泰智も来てたのね。しかし脱出に泰智の魔術は期待できないな。外に出るまで守れる自信ない。」
「ですので泰智殿が魔術できる場所まで船で脱出が良いかと。運転はレックス殿がすると。」
「すまない、脱出なんだが他にも村の連中がいる。そいつらを集める為にも少しその時間を稼いでほしい。」
「分かった。あ、それと泰智に伝えて欲しいんだがこの城の城壁と城門を壊してくれないか?今ブロドとサラと手を組んでるんだ。」
「了解。」
月影はそう言って消えた。
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メリークリスマス!




