互いの目的の確認
「えーじゃあ、俺らは一時的協力関係だが言えない事は言えない。それで良いか?それと俺の名前言い難いからプロドで良い。」
プロドは改めて協力関係を確認する。
「俺は良いよ〜。」
「本当は嫌だが協力してもらう以上文句は無い。」
サラは蓮を見て笑顔で手を振り承諾し、蓮は少し大丈夫かと思いながら承諾する。
「じゃあとりあえず俺の目的は。サラの解放とこの国を滅ぼす。」
最後の言葉で蓮は「…それ言っていいのか?」と聞くと「大丈夫大丈夫。どうせ此処を落としても根本的な解決にはならないから。…こっちの事情だから気にしないで。」と意味深な事を言って蓮の肩を叩く。
「まぁ、良いや。俺は今住んでる村の人達が前に攫われて救いに来た。」
「その件に関しては俺の情報が必要だからとりあえずサラのを聞いた後にしよう。」
「まぁ、俺もレンと同じ様な事、教団の仲間の救出。神父の時のメンバーとは別に五年前に捕まった奴らの救出だ。」
それを聞いたプロドは少し溜め息をして「お前らどうして年単位で放置してるんだ?」と言ってきた。それを言われた蓮は少し心苦しくなる。
「俺は純粋に力も技術も無いし情報量が無かった。反省はしてる。」
「俺はその時メンバー集めしてました。でも最近落ち着いたから潜入した。」
「とりあえず役割を決めよう。と思ったが続きは食事を配達した後だ。」
そう言い終わると同時に蓮から離れるそれを見たサラも離れる。しばらくすると牢屋の外から誰かが歩く音が聞こえ扉が開かれると同時に「食事だ。」とだけ言ってそれぞれにパンを渡されそのまま去る。
「…これもう囚人みたいな扱いだろ。」
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