唯一の恐怖
次々と皆が起き始めみんな新聞を読み起きる前にに会ったことを話した。
「なるほど、まぁ簡単にはいかないと思うが頑張ってほしいな。」
ジャックは新聞を持って椅子に座り別面を見始める。
「なー、レックスはこういう情報無いの?元海賊として。」
「俺はあまり陸の情報は興味無かったし航海にも関係なかったから。」
みんないつもの様に各々の行動を開始する。家に蓮と香奈とこころが残って二人が戻ってくるのを待っていると泰智が手を目で隠しながら現れた。
「泰智よ、何やってるんだ?」
「あー、最近少し視界がボヤケてな。まぁ疲れてるんだろう。」
「それより早苗は?」
「大丈夫だよ。ほら。」
泰智の後ろから早苗がひょっこり現れそのまま香奈に抱きつく。
「おはよう香奈ちゃん!こころちゃんもおはよう!」
次はこころに抱きつきそのまま頬を擦り寄せる。
「傷とかアザとかは残らなくて安心したわ。けど、一様安静な。」
「はーい。」
「なー、あの時早苗に対して結構すごい気迫だったけどどうしたの?」
蓮はもしかしてと思い泰智に聞くと少し遠い目をしながら言った。
「いや、あいつの母さんが俺の家に早苗に預けた時、『娘に何か怪我とか〜貴方が泣かしたら〜関節…ね?』と笑顔で言われてな。異世界とはいえあの人追ってるくるじゃないかとまだ少し恐怖が残ってるんだわ。」
話している最中泰智は少し震えていて珍しく怖がっていた。蓮は何があったんだよと思った。
「うん?早苗を預ける?」
「あー、あいつの母さんしばらく家を出るから俺の家に預けたんだわ。中二の頃にな、丁度小春もそれぐらいの時だな。」
「大変だな。」
「そう思うのなら俺の変わりに関節外されてくれ。」
「関節ってそういうことかよ!」
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