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俺達の冒険物語  作者: 梅松
霊獣編
971/1019

全て達成

「さて、こいつを運びますか。」


 泰智はゴルを担ぎ階段前で待っているもう一人の自分のところに行く。


「あ、終わった?」


「おう、それより蓮呼べる?後魔力残ってる?さっきの戦いで俺の方は尽きた。」


「移動魔法三回分しか残ってない。蓮はさっき呼んだ。そろそろ。」


「この階段何でこんな事になってるんだよ!あ、泰智終わったのか?」


「おう、あ、こいつ頼むわ。」


「分かったが、後で何があったのか一様聞かせろよ。」


 蓮にゴルを渡し泰智は二人から一人になり早苗を背負い、蓮は泰智の肩に手を置く。それを確認し移動魔法で商店街の方に移動した。飛んだ場所にはジャック達が待っていた。


「あ、お帰り。後ろのは…終わったんですね。」


「後は団長待つだけか。連絡は?」


「さっき泰智に連絡受けた時、香奈さんに連絡してた。場所は一様この商店街跡にしといた。」


 蓮は少し腰を降ろして座る。しばらくすると、クロエ達が走ってやって来た。


「おぉ、ここはまだマシだな。それより早苗は大丈夫なのかい?」


「あぁ、少し怖い目に合わせてしまったけど。」


「泰智君は何とも無いの?」


「俺は大丈夫さ。」


「…ゴルを私達が捕まえる筈だったのにすまない。後は私達に任せてくれないか?明日の朝刊世間を騒がせるだろう。」


 クロエはここにいる全員に頭を下げる。蓮は「じゃあ明日楽しみにしてます。」と言いゴルを渡す。


「ありがとう。私はこのまま他の仲間と合流する、礼は後日に。」


 そう言ってクロエは走っていく。蓮達もここにいる理由も無くそのまま家に戻った。


「…なー、本当に逃して良かったの?本当の目的はあの武器の製造方法を確保するためゴルを確保だったけど?」


 城の屋根の上にヒロと仮面を付けた男がこの王国を見下ろしていた。


「あぁ、確かにあの武器は魅力的だった。あいつの取引とかも良かったが、どうせ下級モンスターに持たせてもちゃんと使えないだろ?まだ奴隷に持たせて突撃させたほうが利口だ。それに、情報聞いたら殺すだろうしな。」


 謎の男は屋根の一部を斬り倒しそれをバラバラにしてこの国全体に落下させる。


「流石、あんたにとっては奴隷と下級は売り物か自爆特攻させるしかないんだな。で、本音は?」


「あいつから俺の情報を漏らさない為にも国に捕虜してもらうのが一番だ。殺してもこの世界には魔法の種類は色々ある。もし、死んだ奴の情報を聞き出すやつがいたら駄目だろ?なら、武器にしか興味ない王国あほに預けとけばまだ漏れない。」


「そうだね。あんたの事知られたら王国があの子捕まえるからね。」


「…さて、帰るか。」


 男は空間に穴を開けその中に入る。


「あんたも色々謎があるなバグさん。」


 続いてヒロも入り空間は閉じる。

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