ゴル戦 ②
「くそ、こんなところで俺の人生終わらすか!」
「俺は殺す気ないんだけどな。」
泰智は竜王とラグナロクを取り出しゴルに一気に近づく。ゴルは振り返り手に持っている銃で泰智を撃つ。だが、泰智はラグナロクに向けて思いきり竜王で叩き爆発を起こさせ弾を落とす。
「はぁ!?なんだその剣!?」
「凄いだろ?」
ゴルはすかさず次の弾を撃つが今度は剣で弾き当たらない。泰智は剣を仕舞いゴルの首を掴みそのまま地面に抑え込む。
「はい、確保。」
「お、お前本当は…戦闘向きの…能力持ってたのかよ。」
首を締められながらもゴルは泰智にそう言うと泰智は「俺が貰ったのはどれも戦闘向きじゃないよ。」と素直に言うもゴルは信じなかった。
「嘘つけ…普通銃の弾…を剣で弾けるかよ」
「進んできた道で出会ったものが違うだけだ。お前が真っ当に生きてたらこんなコトも出来たのかもな。ただ能力だけで生きていける世界だと思ってたお前の負けだ。」
泰智は手を離しゴルに背を向け出口を探そうとする。ゴルは未来的な武器を取り出し泰智に斬りつけようと一瞬で詰め寄り剣を振り降ろす。泰智は溜め息をつき瞬時に振り返りゴルの両手首を握りしめそのまま顔目掛けて蹴りを入れた。ゴルはそのまま地面に倒れ固有結界が消える。
「今のは早苗の受けた分だ。今までお前が手を出した人達の分はクロエさん達に任せるか。」
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