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俺達の冒険物語  作者: 梅松
村発展編
97/1019

その8

泰智パートです。

「……暇だな。

早苗が言ってることもわかる気がする。」


泰智は診療所の中をぐるぐる回っていた。


「いつもだったらゲームとかしてたのにな。

暇すぎてしょうがない。」


泰智がだらだら歩いていると突然何かが落ちるような音がした。


「うん?

この診療所に誰もいないのに。

どっちらか寝返りでもしてベッドから落ちたのか?

……まぁそれはないだろう。」


泰智はウズルさんのいる病室を見るが特に異常はなかった。

次にこころの病室を覗いて見ると、ベッドに寝ているはずのこころがいなかった。


「……連れ去られたのか?

それとも自力で逃げたか。」


泰智がベッドに近づくと、

泰智のいる位置の反対の方から下から手が出てきてベッドを掴む。

反対側を見るとこころが必死に立ち上がろうとしていた。


「……いたよ、普通にいたよ。

何かずっと見てると生まれたての小鹿みたいだな。」


こころが頑張って立ち上がるが、

足がフラフラしていて転けかけた。

さすがに危ないと感じて泰智がこころの体を支える。


「こ~ら、まだ怪我は完治してないからゆっくり寝ないと。」


泰智は優しい声でこころに言う。

こころは少しきょとんとした顔になる。

泰智はこころをベッドに寝かせて毛布をかける。


「とりあえず傷が完治するまで動くなよ。」


こころは目をパチパチしながら首を傾げる。


「あ、あれ?

言葉わかる?」


こころはきょとんとした顔で首を傾げる。


「こ、これは困ったな。

色々聞きたいことがあったんだが。」

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