走る魔法剣士
城の地下にワープすると、既にユウナギと月影が居ないことに少し遅かったかと思い地下から城の一階に上がる。
「蓮、俺とは別方向探せ!いたら報告しろ!」
「お、おう。こんな泰智を見るのは始めてだ。」
蓮の返事を聞いたあと一階の廊下を走り出した。蓮も早苗を探すため別の方を探しに行く。
「おーい!何処だ!?」
泰智はそう叫びながら一階の部屋を全て見て二階に上がる。途中階段が爆破されており渡れないようになっていたが脚を強化し軽く飛び越える。
「爆破された跡…無事だと良いけど。」
そのまま二階を走っていると右側の方から何かが崩れる音が聞こる。
「あっちか?」
音のした方に向かうと螺旋階段だった階段はまた何かに爆破されて所々壊れていた。そして、上の方から男の笑い声が聞こえてきた。
「不味いな。普通に飛びながら上ったら間に合わないかも、ならあれしかないか成功するかどうかだけど。これ加減しっかりしないとそのまま頭からぶつかるからな。」
泰智は脚を魔力で強化する。しかしさっき飛び越えたのよりより大幅に魔力を入れる。そして深くしゃがみ力強く飛んだ。一瞬にして泰智は螺旋階段の最後の部分まで飛びそのまま階段を走っていく。
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