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俺達の冒険物語  作者: 梅松
霊獣編
957/1019

バイオ

「お前いつの間に!!」


「今回は俺は手は出さないよ。何しろあいつの試運転なんでな。名前は…バイオで良いな。あの人名前とか付けないし付けたければ付ければって言ってたし。」


「取り込むと言ってましたが具体的には?」


「そうだな、例えば武器とか。」


 ヒロはバイオに指を指すと、バイオの体はみるみると色が茶色から銀色に変わっていった。


「あれだけ…とは言うなよ?」


「勿論、あいつは何でも取り込むさ。そう、人間でも。」


 バイオの近くで叫び声が聞こえるコウは翼を出し飛び跳ねその光景を見る。そこにはさっき剣を突き刺した人物がバイオの身体に突き刺さっていた。そして、段々と身体は底なし沼にハマったかのように沈んでいき消えた。


「どうしたんだコウ!」


「人があいつに取り込まれました。」


 翼を仕舞い蓮に報告すると蓮はヒロに対して「取り込まれた人はどうなる!?」と聞くと肩をすくめて「分からない、実験段階でやったことが無いからな。それに作った本人もどうなるか知らないって。」と言い頭を掻いた。


「だが、取り込んでどうなると言うんだ?あいつさっき刺されても何も反応が無かった。戦いには向いてないんじゃないか?」


「じゃあ、リンゴを食す為にナイフで斬ってリンゴが痛いって言ったり反撃でもするのか?あいつはそう言う存在だ。けど、人間を取り込むことで痛かったら痛いや考える等を身につける。

…当然、反撃するという考えも。」


「不味い!」


 人が取り込まれた事によってより一層バイオに対しての攻撃は激しくなっており気付いたときにはバイオの右手はもう振り下ろす直前だった。


「避けろぉ!」


 蓮は叫びながらバイオの近くの人を掴めるだけ掴み下がった。それと同時に振り下ろされた右手は商店街の道の端から橋までヒビを入れ攻撃してた人達はその隙間に挟まったり吹き飛ばされたりしていた。蓮は能力で飛ばされたりはされなかったが今の力を見て冷や汗が止まらなかった。

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