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俺達の冒険物語  作者: 梅松
霊獣編
930/1019

また黒い影

 ギフティーが消えた後しばらく屋根の上で寝転がっていると、急に眠気が来てここで寝ると風邪を引くと思い家の中に入る。

 入った瞬間、前と同じ空間が広がっていて周り全体に靄が掛かっていた。


「またなのか?おい、お前いるんだろ?何のようだ!」


「せっかちだね。少しは待ってくれよ。」


 また黒い影が現れ蓮の周りを回る。


「今度は何の用だ?」


「いやいや、用という用では無いんだけどね?彼女の記憶探したくないかね?」


「それは俺に言うことなのか?泰智に言うべきじゃないのか?」


「いや、君で良い。親友からの情報だと彼も動くだろう?それに、久しぶりに会えるかもしれないしね。」


「お前、本当に何者だ?」

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