忍者に憧れて
「ジー。」
「あ、あの…何でござろうか?」
月影がお茶を嗜んでいるとき、真横から早苗がジーと言いながらジッと見ていた。
「ツッキーって忍者なんだよね?」
「つ、ツッキー?えぇ、まぁ忍者ですね。」
あだ名に戸惑いながらも答えると、早苗は月影の腕を触り始める。
「特別筋肉付いてるわけでもないんだ。」
「あ、あの何を?」
「ツッキー二お願いがあります!忍者になる為の修行させてください。」
「…はい?いや、特別修行は無いでござるが。」
「良いってこと?」
「あ、もうそれでいいでござるよ。」
「じゃあ泰ちゃんに忍者服作ってもらうから明日お願いね!」
「なんだか大変な事になったな。」
早苗は二階に行き前に書いていた忍者の衣装を持って泰智の所に行く。
「泰ちゃん、これお願いできる?」
「今度は何の洋服なん…おいこれマジ?」
「大マジだよ‼なんたって忍者だよ忍者‼見た目から入らないと。」
「突然どうした?」
「いやー、泰ちゃんやツッキーの身のこなし見たら私もやりたくなった‼」
「おう、諦めろ。」
「どうして?」
「運動能力低いのにどうやって自分の背以上飛ぶんだよ。」
「その為に修行するんだよ!」
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