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俺達の冒険物語  作者: 梅松
霊獣編
912/1019

真っ黒の人物

「…何処だここ?」


 ウトウトしていたら、霧が辺りを覆っており周りが見えなかった。自然とここは元いた場所じゃない事を理解は出来た。


「夢の中か?じゃないと俺以外誰かいてもおかしくはない。」


 しばらくすると、コツコツと歩く音が聞こえその方向を向くと黒い人物がゆっくり近づいてきていた。


「誰だ?」


「…私の名などどうでもいい。」


「此処は何処だ?あいつらは無事か?」


「薄々気付いているだろ?無駄な話はやめろ。」


「何が目的だ?」


「」

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