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果し状
「いやー、警備ザルで楽だったわ。」
下水路に戻り鼻歌を混じらせながら気分よく歩いていると、クミが何かに気付き止める。
「止まれ、誰かいる。」
「え、嘘ぉ。」
確かに、外に繋がる通路に鎧を纏い剣を腰に掛けており堂々としてこちらを見ていた。
「貴様らか!書斎に入り本を盗み出したのは!」
まだ城の内部にもバレていないのにその人物は知っていた。段々と近づいてきて顔がようやく見える。一言で言えば髪が金髪のイケメンだった。
「あ、そうですね。ですが、具体的にどんな本でどのような内容を。」
「御託はいい返せ!」
「おぅ、分かりやすい。」
「…思い出したこいつだ。何故かこいつにバレて私はこの国で指名手配された。」
「あらら。ならさどうしたら見逃してくれる?」
「俺と戦え!負けたら自首して罪を償え!」
「シンプルなのは良いことだ。」
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