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俺達の冒険物語  作者: 梅松
霊獣編
891/1019

盗み聞き

 シャンデリアから上へ上へとバレないように上がっていく。道中バカでかい扉を見つけ開いた瞬間に中に入りでかい本棚の上で匍匐する。幸い中にいた人も入ってきた人も気付かず話をしていた。


「警備ザルくね?何でバレたん?」


「とある兵士隊長に見つかってな。厄介この上ない。それより、良いところに来たな。この部屋はこの国の王の部屋だ。」


「お、いい情報聞けるかも。あ、蓮と会話繋げとこ俺忘れやすいし。」


 アームを捜査し蓮と会話状態にする。一瞬蓮の声が聞こえたが、直ぐに口を閉じ小声で話しかける。


「そっちはどうなんだ?こっちの方は見てイケメンと分かる兵士に話しかけられてる。」


「何してたんだよ。それより、そっちの聞ける音量上げれる?それと、人に聞かれないところで。後早苗を会話に参加させるなよ。」


「了解した。」

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