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俺達の冒険物語  作者: 梅松
霊獣編
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女子会

「…あの、急いではないけど何してるの?」


 ソファーに座らされたクミはテーブルにティーカップと透明なを置く香奈を不思議に思っていた。


「お客さんに紅茶とお菓子の用意してたの。」


「…何するの?」


「泰智君が戻ってくる間に少し女子会をしたいなと。」


「じょ、女子…会?」


「うん、女の子同士で話し合うの!」


 二階で寝ていたこころを連れてきてクミの隣に座らせる。こころは少しウトウトしていてクミの肩にもたれ掛かり再び寝る。


「…まぁ、良いけど。」


「あ、名前言うの忘れてた。私は香奈です。」


「…く、クミだ。そこの二人は前に会ったから知ってる。」


「あ、そうだマキちゃんも呼ぼ!」


 早苗はカードを出してテーブルに置くとマキが現れる。


「早苗、こんにちはです!」


「に、人形。」


「まぁ、これで人数は揃ったし何話す?」


「クミさんの事は前に泰智君に聞きました。今は何をしてるのですか?」


「…今は特に何も。」


「じゃあ、今までで行った国で良いところ教えて。」


「…そういった事はしてなかった。」

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