収集がつかない時間
「…確かに、私は友達が欲しいとは言ったわ。でも、見るからに子供じゃない‼」
「私も同じ身分で少し歳離れてるって言ったけど、種族が違うのは驚いたわ。」
アリアとミユは互いに泰智に詰め寄よる。
話を聞いてすぐミユの事を思い出し急遽三人でエリュテーマ王国に行きユミに事情を説明して今に至る。
「いや、互いに条件ピッタシでしょう?アリアの方は社交辞令とか教わりたいから同じ身分の人。で、ミユは歳離れていて気軽に話せそうな人。」
二人に対しそう言うと「言ったけれども‼」と言いそのまま泰智は何故か正坐させられ二人から色々と文句を言われた。
「まさか、ここに来るとわ。まぁ、私も彼女に会いたかったし。」
ペイトンは一人でそう呟いていると、ドアが開きミチが書類を持って現れた。
「うるさいわね。今何時だと。」
部屋に入った瞬間、ペイトンとミチは目が合い二人は少し固まったが、ペイトンはミチに駆け寄り「ミチ久しぶりね。」と笑顔で言った。ミチはそのまま部屋を出ようとしたが、ペイトンに止められた。
「どうして逃げるの⁉」
「何故逃げないと思ったの⁉貴女あの時の事は一生忘れないからね‼」
「可愛かったからついからかっただけじゃない‼許してよ〜!」
「あはは、どう収集つけましょうか?」
部屋の真ん中でユミはその光景を観ながら苦笑いをした。
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