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ホムンクルス
泰智は廊下を走りながら他の部屋を探しているが、一つ目の結界のせいで中々別の部屋が見つからない。探している中で他のホムンクルスが泰智を追っていた。
「あー、何で俺の時はこんな貧乏くじ引くんだよ‼帰ったら本体しばく‼」
そんな事を考えていると、ようやくドアを見つけ何も考えずドアを開けると、待ち伏せしていたかのようにメイドのホムンクルスが斧を振り上げ今にも泰智を殺そうとしていた。すかさず泰智は強化魔法を使って転がり避ける。さっきまで立っていた床は壁にまでヒビが入っていた。
「怖っわ‼あんなのがまだ十数人いるのかよ‼」
床に刺さっている斧を抜こうとしている今泰智は再び走り始める。
「このままだと魔力切れ起こすぞ。だからといってこの屋敷を壊すのもどうかと思う。…あー、もう‼あのアホの感情のせいで迷う‼」
走っていると大広間らしき場所につくと二階の手摺に座りながらアリアは泰智を見下ろしていた。
「流石に私が見込んだ人。この程度で死なれたら失望してました。」
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