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俺達の冒険物語  作者: 梅松
霊獣編
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諦めてもらう方法

「それより、旦那様は何故そんなに頑なに断るのですか?」


「うん?まぁ、アリアが魔術師だから言うがよ、俺は泰智であって泰智じゃない。本体が禁忌の魔術を使用した結果俺が生まれた。」


「なら、貴方を説得したら本人も納得するのでは?」


「確かに俺が説得されたらあいつも断れないと思うけどそうじゃない。」


「では、他にどんな理由が?旦那様の言動や行動を見ていてもあの家にいた女性達に恋愛感情を抱いて無いように見えますが?」


「…まぁ、言って俺に不利な事になるわけでも無いし良いか。

俺は元々この世界の住人じゃない。」


「異世界人…と解釈してよろしいですか?」


「そうなるな。で、俺らは元の世界に戻りたいからとりあえず魔王倒してある人に願い叶えてもらう。だから、アリアとは付き合えない。それに、俺自身誰かと付き合うって考えてないんだわ。」

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