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俺達の冒険物語  作者: 梅松
村発展編
86/1019

その1

翌日。


「ふー、よく寝たぜ。」


蓮はそう言って階段を降りる。


「おはよう。

……誰も起きてなかった。」


蓮は近くにあったイスに座る。


「さて、今日は何しよう。

にしても腹へったな、昨日の昼から食べてなかったな。」


「おはよ~。」


蓮が食べ物の事を考えていたら早苗が眠たそうに降りてきた。


「早苗、おはよう。」


「うん、蓮ちゃん蓮ちゃん、朝御飯何?」


早苗はあくびをしながら蓮に言った。


「いや、俺も起きたばっかだ。」


「じゃあ作って。」


「いや、俺は料理はあんまり作ったことがないんだ。」


「え~。

じゃあ泰ちゃんか香奈ちゃんが来るまで朝御飯無いの~?」


「そう……なるな。」


「……。」


早苗は少し黙る。

そして、玄関向かって歩く。


「早苗?」


「ちょっと泰ちゃんの所に行ってくる。」


「いやいや、今泰智は絶対忙しいって‼」


「そんな根拠ないじゃん‼

今休憩してるかもしれないじゃん‼」


「それこそ根拠がないじゃねーかよ‼

大人しく帰ってくるのを待とう‼」


「いつ帰ってくるの⁉

もしかしたら昼まで帰ってこないじゃん‼」


「お前はもう少し待とうという気持ちは無いのか?

だったら自分で作ればいいじゃねーかよ⁉」


「あ、それもそうだね。

じゃあ自分で作るよ。

絶対に蓮ちゃんにはあげないからね。」


急に大人しくなる。


「いらねーよ。

早苗は何でそんなにご飯が食いたいんだ?」


「お腹が減ってるからそれだけ。」


「あ、そうですか。」


十分後。


「フッ、できた。」


「ん、どんな感じだ?」


蓮は台所に向かって早苗が作った料理を見る。

早苗が作った料理は二つあった。

一つは野菜を切らずにただドレッシングをかけただけのサラダと、

焼きすぎて真っ黒焦げのパンがあった。


「ふっふっふ、どう?

これぞ私の最高傑作の料理だよ。

食べたいって言ってもあげないからね。」


「いらねーよ。」


「ははーん、嫉妬してるでしょう?

私がこんなにも料理が上手だったこと。」


「いや、どう見ても失敗だろ。」


蓮がそう思っていると早苗は手を会わせて。


「じゃあいっただっきます‼」


早苗はそう言ってパンをひとかじりする。

しかし、表情かみるみる変わっていく。

不味いのだろうと蓮は思った。


「れ、蓮ちゃん……食べる?」


「いらない。」


「お願い蓮ちゃん食べて‼

少しでいいから食べて‼」


早苗は少し目をうるうるさせながら蓮にしがみつく。


「嫌だよ‼

見た目でもうまずいのわかるし‼

あとさっき俺にあげないと言ってたじゃないか‼」


「さっきのノーカンで‼」


「認められるか‼」


「ただいま~。

……何やってるの?」


そこに泰智が帰って来た。


「あ、泰智お帰り。 

早苗、ほれみろ帰って来たじゃないか?」


「何のことかな?」


「こいつ、とぼけやがって。」


「で、何してるの?」


「いや、早苗が自分で料理して、

不味かったから俺に押し付けようとしてた。」


「なるほど、じゃあ今から作るから待っといて。」


「わーい。」


「ま、朝御飯食べれるからいいや。」


「あ、その作ったやつ二人で食べきれたらいいよ。」


「「え?」」


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