847/1019
因縁の対決
「ぐへぇ‼」
天井からバイオリンを抱えたまま落ち背中を強打する。
「泰智⁉お前今まで何処に…バイオリン?」
「おぉ、みんな大丈夫だったか。何だその男?」
泰智がセイルーンの方を向くと、セイルーンはそのまま固まっていた。
「変わり果てたセイルーンだ。」
「…あー、いたな。それで、何でこんなに地面とかへこんでるの?」
セイルーンの事はそれ程興味がなくそれより何故地面がへこんでたり崩れたりしているのか疑問だった。
「あいつの持ってる剣のせいだ‼」
「…イマイチピンとこない。」
「…きぃぃぃさぁぁぁまぁぁぁ!!!!」
悠長に話していたら固まっていたセイルーンは今まで以上に叫ぶ。
「…何かした俺?」
「相手からしたら結構目障りだったのかもな。それより、近接気を付けろよ‼」
「…もう少しリラックスしようぜ。」
感想や評価、ブクマよろしくお願いします。




