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船長として
「で、何でこんなところに?偶然歩いて拘束されるわけないもんな。」
「…まぁ、あれだ。船員に裏切られた。」
「何でまた?」
「何だろうな?別にあいつらに厳しくとかそんなの無かったし普通にしていたさ。でも、あいつら俺をここに縛った後こう言ったよ。貴方は完璧すぎた。だが、それが不気味だった。」
「…完璧過ぎたゆえに、誰もが恐れた存在か。」
「どういうこと?」
「完璧な人間なんていないと言うだろ?どんな王様だろうがどんな聖人だろうが何かしらの黒い部分はある。それがなかった。そうだろ?」
「さぁ?俺は俺自身分からない。あいつらが何かしでかしても俺は別に責めなかった。宝も別に欲しくなかった。このまま過ごすのが好きなだけだった。」
「」
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