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対クラーケン
泰智は、魔法『空中浮遊』を唱え飛び立つ。コウも飛び炎が使えない分援護に回る。船にいる全員大砲での援護を試みようとする。
「まずその触手から斬るか。」
死竜を抜き取り近い触手に斬りかかる。だが、刃がクラーケンの触手に触れた瞬間、何かに反らされた。何だと気になり触手に触るとヌメヌメとしていて嫌な気持ちになったがこの液体のせいで刃がしっかり当たらないことを理解する。
「困ったな。どうするか。」
「無理なのか?」
「工夫したら何とかいけるかも。」
触手に目掛けて『瞬間冷凍』の魔法を唱え一部凍らせそこを剣で斬りかかる。剣が凍った触手に触れそのままなんの力も入れずあっさり切れる。
「うわ、流石の切れ味。」
プトラから託された死竜の切れ味を改めて凄いなと感じていると、背後からドンという音が聞こえ振り替えると大砲の弾が飛んできていて慌てて避ける。避けた弾は他の触手に当たり焦げていた。
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