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海賊
「あの王子ムカつくな。」
「言わせておけ、あいつの器が分かる。」
「だな。この先の国を導くものとして未熟だ。」
「でも、確かに一様冒険家になってるし無名だとどこも乗せてもらえないか。」
他の手段を考えながら食べていると蓮の隣に同じくらいの歳の男が座り溜め息をつく。
「おやじ、酒。」
「お前、まだ二十歳じゃないだろ。俺の自慢のパイで我慢しな。」
酒場の店主は笑いながらその男にパイを置いた。
「全く、どうせここに来ているやつら全員金目当てだろ?そんな欲望まみれなやつらに絶対無理だ。」
「おいおい、海賊のお前が言うのかよ。そうだ、お前暇なら隣の人達その島に連れ行ったらどうだ?」
「はぁ?」
その男は隣の蓮達を見ると再び店主に向けて話す。
「」
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