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俺達の冒険物語  作者: 梅松
フェンディル王国編
82/1019

その31

どれくらい寝ていたろうか。

蓮が起きたときそこには泰智以外寝ていた。


「あ、起きたか。」


「……この場合はおはよう?

おそよう?」


「どちらかと言うとお休みかな。」


蓮は外を見ると、

空は暗く月は雲でおおわれていた。


「何時間ぐらい寝てた?」


「大体五時間。」


「うわ、結構寝てた。

……あれ何で起きてるの?」


「自分の身を守るために起きてた。」


「ハァ?」


泰智が蓮の隣を見ていたので、

蓮も隣を見てみるとおねえが隣に寝ていた。

思わず蓮は声をだそうとしたが慌てずに落ち着く。


「……何で俺のとなりに?」


「俺が寝ているときにおねえが来たから、

寝るのやめたら蓮の隣で寝た。」


「お前……いつも寝るとき爆睡してるよな?」


「自分が身の危険を感じたらすぐに起きれる。」


「ハァー、まぁ寝てるときになにもされなくて良かった。

……あれ、まだ村についてないのか?」


「いや、もう目の前なんだけど、

旧式の橋がぶっ壊れてるの忘れてて遠回りしてる。」


「そ、そうなんだ。」


「といってもそんなに離れてないからすぐに着くそうだぞ。

戦闘の準備でもしとけよ。」


「いや、その前に俺の腕折れてるから。」


「足があるだろ足が。」


「無茶言うなよ。」


「盛り上がってるところ悪いが、

もう少しで着くよ。」


よっちゃんが大きな声で言う。


「あ、わかりました。

おい、早苗起きろ。」


蓮は早苗を起こそうとする。


「スー、スー。」


返事がない。


「おい、早苗。

さーなーえー。」


「スー、スー。」


「起きないな。」


「蓮少し変われ。

……あーあ、せっかく作ったケーキがあるのに起きないから、

早苗の分まで食ーべよ。」


「食ーべーなーいーでー‼

……ケーキは?」


「おはよう。

ケーキなんて無いぞ。

寝ぼけているのか?」


「あれおかしいな。

あ、あはよう。」


「まだ寝ぼけてるのか?

かわいいやつめ。」


「おい、ナッキー起きろ。」


「う……うーん。

……ハッ‼俺は今まで何を?」


「何の夢を見てたんだ?

あ、やっぱ言わなくていいや。」


「何ですか。

まだ夜ですよ?」


続いてナッキーとシュリが起きる。


「シュリ、俺らが寝たのは昼だ。」


「あ、そうですか。

これは失礼。

あ、エリ起こしときますね。」


「よし、じゃあ偽物を倒しますか。」


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