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動き出す勢力
「…裏切ったとはいえ居ないと静かなもんだ。」
城の廊下を思い出を浸るように歩くヒロだったが、仮面の魔術師が真ん中に立っているのを確認するといつものだらけきった顔をする。
「ヒロ…か。」
「どうしたんですか?俺今から仮眠するんで。」
「いや、お前に対しては重要な用事は今のところ無い。」
「そうですかい。ではこれで。」
ヒロは去ろうとして魔術師の横を通りすぎたとき「近々あの三人を呼ぶ。」と言われヒロは耳を疑った。
「マジですか。」
「あぁ、復活の準備は完了した。後は散ったパーツを集めるだけ。その為には奴らが必要だ。」
「…でも、あの人ら確か前の聖戦で降りた人達でしょ?」
「何か不満か?」
「いえ、滅相もございませんよ。で、この事は?」
「お前で最後だ。」
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