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俺達の冒険物語  作者: 梅松
霊獣編
813/1019

偉大なる魔術師

「ミチさん、待ってる間何か読ませてもらっても?」


「良いわ。何を希望かしら?」


「うーん、偉い人の本とか欲しいですね。」


「それなら丁度あるわ。」


 ミチは自分の机の引き出しから本を一冊取り出し蓮に渡す。


「ありがとうございます。」


「珍しいわね。今時そんな本を読みたいなんて。」


「ここ最近歴史を知りたくなって。」


「あ、俺も見たいから後ろから失礼。」


「えーと、前回の聖戦については。」


 本の後ろからパラパラと目を通していくと、

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