転生
「今日はもう協会は閉めようと思いますが、外で話しますか?」
「いや、ここで良いですよ。」
「そうですね、この話はあまり口外したくないのでここで話しましょうか。適当に座ってください。」
神父は入り口の扉に鍵を掛けると銅像の前に立つ。蓮達は感覚を開け少し神父と距離を取るように座った。
「あらら、私は何か気に触るようなことしましたか?」
「いえ、最近色々なことがありまして。」
「そうですか。それなら仕方ありません。」
そう言って、神父は銅像の方を向き祈りを捧げ話し出す。
「そう遠くない過去。悪しき心を持った人間とピンクの髪の毛の女神が聖戦の始まりと言われてます。二人は特別な力を持っていて争った。」
「その二人の能力は?」
フウは話の腰を折るように割り込んで聞いた。
「悪しき者は、人間を恐怖に陥れていた怪物を従える力を。
女神は、人に聖なる力を与える力を。」
「割り込んですみません。続けてください。」
「その戦いは五年続き決着は付いた。結果は引き分け。戦い終えた女神も悪しき者も瀕死の怪我をおっていた。
そこで二人は、ある人間の集落に役目を与えた。女神は今後のこの世界の監視、そしてもし同じような戦いが起きたときの監視官を勤めよと。悪しき者には闇の力を授けた。
その後、二人は死期を悟り最後に話し合い、空・地・海に関わる動物と人間をそれぞれ一つ選び霊獣にした。その後、悪しき者は霊獣二匹に禁忌を。女神は残りの二匹に神器を授けた。そして、二人は亡くなった。」
「それが聖戦の始まり?」
「えぇ。
ですが、死ぬ前二人は同じことを考え五十年後に転生と形で生き返った。ですが、そこには誤算があった。二人とも生前の記憶が消えていた。ですが転生した二人が出会うと記憶が戻りしばらくした後聖戦。その繰り返し。」
「迷惑だな。五十年起きに世界を巻き込むような戦いして。」
「全くです。ですが、何か理由があったのかもしれません。」
「その聖戦の中で最も珍しかったことは?」
「そうですね。前の聖戦で、女神が三人現れた事ですね。何回に一回二人の時はありましたが前回は例外過ぎました。」
「…どうなったんだ?」
「長女は自ら肉体と魂を幽閉。次女は今までと同じように亡くなりました。三女は…すみません、これだけは話せません。」
「いえ、無理に話を聞いた俺が悪いんです。ところで、どうしてそんな情報まで知ってるんですか?」
「…。」
「そうだな。確かに気になる。」
「ここまで話して言い逃れは出来ないしな。」
「単刀直入に聞きます。貴方は誰ですか?」
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