その29
泰智、早苗、ナッキーパートです。
「あと少しで到着だな。
後ろの方はどうかな?」
泰智が後ろを振り向く。
兵士が鼻をつまんだり倒れたりしてるのがちらほら見かけるが、
まだ追いかけてくる。
「まーだ追いかけてくるか。
しゃーない、
もう走らせろ‼」
泰智は大声で蓮達に言う。
その声に反応したのか馬車が走り出す。
「あ、兄貴もう走れません‼」
「そんなのは気持ちの問題だ。
もし馬車に追い付いたら飛び乗れ。」
「……あーもー‼
もうどうにでもなれだー‼」
ナッキーはさっきより早く走った。
「よしだんだん追い付いて来たぞ。
馬車がそんなに速くなくて良かった。」
「ハー、ハー、
も、もうだめだ。」
「泰ちゃーん。
ナッキー、
早ーくー‼」
早苗の声が聞こえる。
「さ、早苗さんが俺を呼んでくれた⁉
うぉー、燃えてきたー‼」
ナッキーは泰智を追い越して馬車に乗る。
「……何で女子に応援されると走れるんだ?」
続いて泰智も馬車に乗る。
「お帰りー。
泰ちゃん、ナッキー。
香奈ちゃんは寝てるのか。
それと、そこの人誰?」
「ん?
まぁこれは後で説明するとして、
全員無事か?」
「一人重症だけどね。」
「全員乗ったかい?
じゃあ飛ばすよ‼」
よっちゃんはそう言って馬車のスピードをあげる。
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