その26
蓮、早苗パートです。
「やべぇ、目的の場所まで持つかな?」
「無理でしたらもう一度運びますが?」
「いや、大丈夫だ。」
「蓮ちゃん、無理はダメだよ?」
「そうですね。
余計に酷くなりますよ?」
「大丈夫、大丈夫だ。
泰智が治してくれるだろ。」
「そ、それなら止めませんが。」
「後ろから来てないか?」
蓮がそう言いながら後ろを振り向くと、
さっきまでいなかった兵士達が追いかけてきた。
「後ろから追いかけてきてますね。」
「そうだな。
次の角を曲がると目的の場所にいけるよな⁉」
「はい、いけます‼」
角を曲がるとそこには男の人が見た感じたと30人はいた。
その中一人が蓮達を止めて話しかける。
「お前達が蓮か?」
「そ、そうですが。
いや、それよりも早く逃げないと‼」
「なら、私達が止めて置いとこう。
はやくメイシャ殿のところまで。」
「そ、そうか?
ありがとう。」
蓮は少し嫌な予感がした。
男の人達は蓮達の前に出る。
そして曲がって来た兵士達とぶつかる。
「い、痛ってー。
おい、ボケッとしないでそこをどけ‼」
「あらー、ぶつかってごめんなさいねー。
よろしければ私達と一緒にお茶しません?」
蓮の予感は的中した。
この人達やっぱりおねえだった。
「え?
いや、その」
「あっらー、照れちゃって、
かわいい。」
「う、うるさい‼
俺達ははやく追いかけないと‼」
「何を追いかけるのかしら?
そんなことより私達とお茶しましょうよ。」
蓮達は後ろで見ていると一人の男性が蓮達に近づいてくる。
「時間稼ぐから早く逃げな。
またこの町にきたらお茶しましょう。」
男性はにっこりしながら言う。
「あ、ありがとう。」
蓮はそう言って走り出す。
続いて早苗達が走り出す。
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