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師匠の師匠
「着物ありがとうございました。」
泰智はユウナギに渡しお礼を言う。クミは何も言わず頭を一回下げた。
「団長にも言っておくね。今は懐かしい人に会ってるから。」
「誰なんですか？」
「団長の師匠の人。今日の朝くらいに来て驚いたわ。」
「…昨日話してた人か。」
「そうだったね。クミちゃんとこころちゃんにしか言ってなかったわね。」
「師匠ってことは…ご老体？」
「当たり。それと、最近足の調子が悪くて中々会えなかったしそもそもここの場所教えてなかったからね。」
「あれ？そうなるとどうやって来たの？」
「急がないのだったら少し場所を移そう。」
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