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返しに
「待たせた。」
月影は少し涙を浮かべながら家から出てきた。
「無理して来なくても良いんだぞ?」
「この国を去るのは未練は無いが弟妹達を置いて行くのはやはり心苦しい。だが、掟は掟。みんなも分かってくれた。」
月影は涙を拭き、再び泰智に膝を付く。
「これからよろしくお願いします。この身が尽き果てるまで泰智殿に尽くす。」
「止めてくれ。さっきも言ったが俺はそういうのが苦手だ。普通にしてくれ。」
「泰智殿がそう言うのなら。」
「それより、さっさと返しに行くぞ。」
「そうですね。じゃあ三人とも俺に掴まっといてくれ。」
三人は泰智の肩に手を起き、泰智は移動魔法を使い半人の里に移動した。
「さて、着いた。」
「おぉ、何処となく似ている。」
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