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俺達の冒険物語  作者: 梅松
霊獣編
725/1019

クミの目

「なぁ、次の番人…いや次もだ。私に任せろ。」


 クミは立ち上がり剣を抜く。


「何する気だ?」


「一人で倒しに行く。」


「クミ殿とはいえ一人では。」


「…そこで待ってろ。」


 クミは次の扉を開け去っていく。十分ぐらいすると戻ってきた。


「待たせたな、行くぞ。」


 帰ってきたクミの目は、ホロウと戦っていたときと同じ青い目をしていた。


「クミさん、その目。」


「…あぁ、少し本気を出したからな。安心しろ罠も壊してきた。」 


「クミ殿の目、さっきと色が違う。いや、それだけでない雰囲気が変わったように感じる。」


「この目は生まれつきだ。」

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