その25.5
泰智パートです。
「……早く出てきてくれないかな?
時間がないしな。」
泰智はぶつぶつ言いながら走っていた。
「蓮達は無事に逃げれたかな?
まぁ大丈夫だろ。」
「い、いたぞー‼
侵入者だ‼」
「やっと見つかった。
入り口辺りになると仕事してるな。」
泰智はUターンして走る。
それを見てた兵士は仲間を呼んで追いかける。
「さて、追いかけっこのの始まりだな。」
泰智は来た道を戻りあの少女が監禁されていた場所につく。
後ろから追いかけてきてた兵士もその部屋につく。
「もう逃がさんぞ侵入者!!」
「あららー行き止まりだ。」
泰智は白々そうに言う。
「剣をおろせ。」
その言葉で兵士は全員剣をおろす。
後ろからいかにも王様らしき人が歩いて前に出てくる。
「始めまして薄汚いネズミ。
私はセイルーンと言う。」
「始めまして頭が悪そうな王様。
俺は泰智ともうします。」
「……これは何かの偶然か?
さっき同じ名前を聞いたような。
……お前らすぐにあの四人を捕まえろ‼」
「ハッ‼」
「なるほど、わかったよ。
あの蓮とか言うやつの仲間だな。
目的はキドとか言うやつの救出だな。」
「おー、頭悪そうなのによくわかったな。」
「そろそろおちょくるのも止めといた方が身のためだと思うが?」
「どうせ捕まえて殺すんだろ?」
「おー、薄汚いネズミがよくわかった。」
「誰でも分かるだろ。
それぐらい考えれないのか?」
「……まぁ本題に入ろう。
今すぐあの小娘を返せ。
そしたらお前らを助けてやる。
もちろんキドとか言うやつもだ。」
「嫌だと言ったら?」
「……お前はあの小娘をどうする気だ?」
「話そらすなー。」
「あの少女には魔王を倒す秘密があるのだ‼」
「話が飛びすぎだろ。
あと無視するな。」
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