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仲良くなった
泰智と月影が台所へ行ってクミとこころはすることも無くただ待っていた。するとそこに、柱からひょっこり顔を出した女の子が二人を見ていた。しばらくすると、一冊の本を持ってクミに差し出した。
「読んで。」
「…仕方ない。」
クミはその子を持ち上げ膝の上に起き、本を開き女の子に見えるように持ち読み上げる。すると、他に二人クミの近くに寄ってくる。
後から二人もやって来ると、こころの側に寄り話しかける。
「お姉ちゃん名前は?」
「…こ…こ…ろ。」
「良い名前だね。ご飯出来るまで側に居て良い?」
こころは頷くと、女の子はこころの腕に抱きつく。
「良い香り~。」
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